イライラの原因は「常識」かも?自分の「常識」を見直して楽な人間関係を

あなたの「常識」、本当に「常識」ですか?対人行動講座で自己理解を深める
こんにちは。チャレンジジャパン盛岡センターです。だんだんと日差しが暖かくなり、過ごしやすい季節となってきましたね。
さて、今回は先日事業所で開催した講座「対人行動」の様子についてご紹介します。今回のテーマは「自己の理解を深める」こと。その中でも特に、私たち一人ひとりが持っている「私の常識」というものに焦点を当て、深掘りしてみました。
「私の常識」はどこから来たのか
皆さんが普段、当たり前だと思っていること、いわゆる「常識」は、どのようにして形作られてきたのでしょうか。
それは、私たちが生まれてから今日まで過ごしてきた生育環境や、家庭での教えが大きく影響しているかもしれません。また、子どもの頃に夢中になって見たテレビ番組、学校の先生や友人との会話、あるいは社会に出てからの職場での経験など、様々な出来事や人との関わりの中で、無意識のうちに「こうあるべきだ」「こうするのが普通だ」という考え方が自分の中に築き上げられていきます。このようにして形成された価値観が、いつしか「私の常識」となっているのです。
「常識」がアサーティブなコミュニケーションを邪魔する時
この「私の常識」は、社会生活を送る上で物事を判断するための大切な指針となります。しかし、時として、この「常識」が円滑なコミュニケーションを妨げる原因になってしまうことがあります。
今回の講座では、自分が常識だと思っていることの中に、自分も相手も大切にするアサーティブな言動を妨げるものがないかを探っていくことに挑戦しました。自分の常識と異なる行動をする人に出会った時、ついイライラしてしまったり、相手を一方的に責めてしまったりした経験は誰にでもあるかもしれません。「私の常識」が強すぎるあまり、自分自身を「なぜ上手く伝えられないのだろう」と責めたり、相手を「なぜこんな簡単なことが分からないんだ」と責めたりしないような、より柔軟な考え方を見つけていくことが、今回の講座の大きな課題でした。
考え方を変えれば、結果も変わる
講座では、数人のグループに分かれ、あるテーマに沿ったお題について考えていただきました。ここで活用したのが、A(出来事)⇒ B(見方・考え方)⇒ C(結果)というフレームワークです。
例えば、A(出来事)として「マナー違反をしてはならない」という信念が強くある状況を考えてみます。もし、B(見方・考え方)も同じく「マナー違反は絶対にしてはならない」という考えだけに固執していると、どのような結果が生まれるでしょうか。C(結果)として、マナー違反をした人に対して、感情的に大きな声でクレームを言ってしまうかもしれません。これでは、その場の雰囲気が悪くなるだけでなく、自分も相手も後味の悪い思いをすることになります。
一方で、同じ出来事に対して、B(見方・考え方)を少し変えてみるとどうでしょう。例えば、「誰にでも間違いはあるものだ。もしかしたら、急いでいて気づかなかっただけかもしれない」と考えてみます。このように、少し違う視点を取り入れるだけで、C(結果)は大きく変わってきます。穏やかな声で「すみません、順番に並んでいますよ」と、相手を責めるのではなく、ただ事実を伝える形で話しかけることができるかもしれません。そうすれば、相手も素直に状況を理解し、お互いにとってより良いコミュニケーションが生まれる可能性が高まります。
このように、A(出来事)が同じでも、その間に挟まるB(見方・考え方)を少し変えるだけで、C(結果)は全く違うものになり、自分にとっても相手にとっても良い関係性を築くきっかけとなり得るのです。
柔軟な視点を持つことの大切さ
もちろん、常識を持ち、それに従って考えたり行動したりすること自体は、決して悪いことではありません。しかし、その常識に囚われすぎてしまうと、他者との円滑なコミュニケーションが難しくなってしまうことがあります。「こうあるべきだ」という一つの考えに固執せず、「もしかしたら違う考え方や事情があるのかもしれない」という、もう一つの視点を持ってみることが大切です。この少しの心のゆとりが、人間関係をより豊かにし、自分自身のストレスを軽減することにも繋がります。
チャレンジジャパン盛岡センターでは、これからも皆さんが安心して社会で活躍できるよう、様々な角度からサポートを続けてまいります。見学・体験は随時受け付けていますので、他にもどんな講座をやっているのか気になった方はぜひお気軽にご連絡ください!
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