<リワーク支援>心も体も元気になって復職しよう
チャレンジドジャパン海老名センターでは、休職している方が再び会社に復帰するための「リワーク支援」をしています。
休職の理由は、
・異動による職場環境の変化
・人間関係
・業務内容が自分に合わない
・原因が分からないが不調
・会社体制の変化
などきっかけや要因は様々ですが、メンタル不調による休職は年々増加の一途をたどっています。
リワーク支援の事例を紹介
チャレンジドジャパンのリワーク支援では、無理なく元の元気な状態でご本人が安心して復職できるような道筋を立て支援を行っています。どのような支援を受けられるのか、実際にチャレンジドジャパンを利用した背景と復職された方の事例を紹介します。
【事例紹介】
Aさん(30代男性・製造業)
■背景
中間管理職の立場となり業務過多になる。さらに上司からの業務依頼を断ることができず抱え込みすぎて、休日も仕事の事を考えてしまいリフレッシュすることができなくなる。元々友人が多く、一緒に食事やスポーツを楽しんでいたが、このような時間も楽しいと感じなくなってしまう。出勤日に不調で朝起きられず欠勤が増えたため、産業医の診断によりリワーク支援を受けることととなった。
■面談実施
Aさんは依頼業務を断れず自分で抱え込み業務過多の状態を作っていたことが分かる。また、翌日の業務の不安などから不眠、睡眠の質低下が見られ、終日の活動に支障が出ていた。休職の要因になった事象をご本人から聞き取り、復職までのプランを作成。
■生活面
体調安定のために生活習慣の見直し、セルフケアシートを使用し毎日心身の体調について確認し傾向と対策を職員と考えていった。
■個別トレーニング
報告・連絡・相談に慣れて精神的負荷をなくす目的で、依頼業務や他利用者の訓練の確認作業などを行うことで、コミュニケーションの機会を増やした。訓練を通して自分の得意・苦手や心理的に負荷なことを知ってもらった。
■講座受講
対人行動、JST、ビジネスマナー、自立機能、自己理解などの講座に参加。健康維持のための適切な方法や、不調時のセルフケアの学習。気持ちの負担が少ない自己表現の方法について学んだ。
■変化
・日ごろからセルフケアを実践することで大きな不調にならず安定して過ごすことができるようになった。
・「業務を引き受けるのが難しい時は断ってもいいんだ」という認識ができ、自分も相手も大事にする表現方法を使えるようになった。
・他利用者さんや職員へのコミュニケーションを取ること楽しめるようになり、手が空いている時には自分から業務を引き受けられるようになった。
■復職
上記に合わせて体調が安定してきたところで、会社までの通勤訓練を行いました。まずは会社の駅まで行く、次は会社の前、次は職場に顔を出し挨拶する、というように徐々に会社との接点を増やしていき、最終的には安定した状態で復職。現在も安定して働いています。
※リワーク支援の際には、職場の方や産業医、主治医と連携を取りながら支援を行います。
現在休職をしている方、また休職を考えている方は、チャレンジドジャパンで復職を目指しませんか。