SNSとのちょうどいい距離感の見つけ方

こんにちは。就労移行支援事業所チャレンジドジャパン北上センターです。
今回は、私たちの生活にすっかり身近になった「SNSとの上手な付き合い方」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
今やSNSは、友人とのコミュニケーション、情報収集、趣味の共有など、様々な目的で活用される便利なツールです。上手に使えば、世界を広げ、日々の生活をより豊かにしてくれます。しかし、その一方で、使い方を誤ると人間関係のトラブルや心の不調につながってしまうことも少なくありません。特に、これから社会に出て働こうと考えている皆さんにとっては、自分を守り、他者と良好な関係を築く上で、SNSとの適切な距離感を学ぶことはとても大切なスキルになります。
トラブルを防ぐ第一歩「感じ方の違い」を意識しよう
SNSでのトラブルで多いのが、何気ない一言がきっかけで起こる誤解や意見の食い違いです。その大きな原因は、自分と相手との「感じ方の違い」にあります。
私たちが普段、顔を合わせて会話をするときは、言葉そのものだけでなく、相手の表情や声のトーン、しぐさなど、多くの情報から総合的に意図を読み取っています。しかし、SNSの文章だけのコミュニケーションでは、そうした非言語的な情報が一切伝わりません。
そのため、自分が軽い冗談のつもりで書いた言葉が、相手には強い批判や皮肉として受け取られてしまうことがあります。また、「了解です。」という短い返信一つでも、受け取る人によっては「冷たい」「怒っているのかもしれない」と感じさせてしまう可能性もあるのです。
SNSで何かを発信する時、あるいは誰かの投稿にコメントをする時は、一度立ち止まって「この文章を読んだ相手は、どう感じるだろうか?」と想像してみる習慣をつけましょう。特に、自分の意見や感情を伝える際には、言葉足らずにならないよう、少し丁寧すぎるくらいの説明を心がけることが、無用な誤解やトラブルを避けるための第一歩となります。自分の「当たり前」は、必ずしも相手の「当たり前」ではないということを、常に心に留めておきましょう。
あなたの「身の回り」も個人情報です
SNSを利用する上で、個人情報の取り扱いには細心の注意が必要です。氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどを安易に公開してはいけない、というのは多くの方がご存じだと思います。しかし、注意すべき個人情報はそれだけではありません。あなたが投稿する写真や文章に写り込んでいる、あるいは含まれている「身の回り」の情報も、立派な個人情報になり得るのです。
例えば、何気なく投稿した一枚の写真。その背景に写り込んだ駅の看板や特徴的な建物、行きつけのお店のロゴなどから、あなたの生活圏や行動範囲が特定されてしまう危険性があります。自宅の窓から撮影した景色の写真も、近隣の建物などから住所を特定される手がかりになりかねません。また、「今日は〇〇でランチ」「いつも利用する××線の電車」といった文章の積み重ねも、あなたの生活パターンを他者に推測させる情報となります。
これらの情報が悪意のある第三者の手に渡ると、ストーキングなどの思わぬ犯罪に巻き込まれるリスクも考えられます。また、就職活動において、応募先の企業があなたのSNSを閲覧する可能性もゼロではありません。意図せず公開してしまった情報が、あなた自身の評価に影響を与えてしまうこともあり得ます。情報を発信する前には、個人を特定できるような情報が写り込んでいないか、書かれていないかを必ず確認する癖をつけましょう。
心の健康のために「SNS断ち」のススメ
SNSを見ていると、友人の楽しそうな日常や、きらびやかな世界の写真が次々と流れてきます。それらを見て楽しむことができる一方で、無意識のうちに自分の状況と比較して落ち込んだり、羨ましく思ったりして、心が疲れてしまうことはありませんか。あるいは、常に「いいね」の数や通知が気になり、スマートフォンが手放せなくなってしまうこともあるかもしれません。
こうした「SNS疲れ」から心を解放するために、私たちが提案したいのが「デジタルデトックス」です。これは、一定期間スマートフォンやSNSから意識的に距離を置くことで、心身をリフレッシュさせる取り組みです。完全にSNSをやめる必要はありません。例えば、週に一日だけ「SNSアプリを開かない日」を作ってみるのはいかがでしょうか。最初はそわそわするかもしれませんが、SNSから離れることで、今まで見過ごしていた身の回りのことに気づいたり、読書や散歩など、他の趣味に没頭する時間が生まれたりします。また、寝る前の1時間はスマートフォンを見ない、と決めるだけでも、脳がリラックスして睡眠の質が向上する効果も期待できます。
SNSはあくまでツールの一つです。それに振り回されるのではなく、心の健康を第一に考え、自分にとって心地よい距離感で付き合っていくことが大切です。
SNSはあくまでツールの一つです。それに振り回されるのではなく、心の健康を第一に考え、自分にとって心地よい距離感で付き合っていくことが大切です。
SNSは、私たちの社会生活やこれからの就職活動において、重要な役割を担っています。だからこそ、その特性とリスクを正しく理解し、自分なりのルールを持って上手に活用していく姿勢が求められます。
チャレンジドジャパン北上センターでは、こうした「SNSとの上手な付き合い方」をはじめ、働く上で欠かせないコミュニケーションのコツやビジネスマナーについて、日々のプログラムを通じて楽しく学ぶことができます。「SNSの使い方が不安だな」「トラブルが怖くて一歩踏み出せない」という方は、一人で抱え込まずに、ぜひ私たちスタッフへお気軽にご相談くださいね。