JST～職場で誉め言葉を伝える～

Recently updated on 3月 7th, 2024 at 09:35 am

　宇都宮センターでは、週1回機能的コミュニケーション講座（JST）を行っています。
今回のテーマは『職場で誉め言葉を伝える』です。皆さんは誉め言葉を伝える際、どのように相手に伝えますか？
今回は職場でどのように誉め言葉を伝えることが出来るのかを皆さんと一緒に考えました。

ロールプレイ

　

　最初は相手に誉め言葉を伝えた時のメリット、デメリットについて考えました。
職場の方に誉め言葉を伝えた時「仕事がしやすくなる」「信頼関係があがる」等メリットがある一方、伝えなかった場合は「気まずくならない」「自分を守れる」等様々な意見が挙がりました。
次に、実際にスタッフが悪いロールプレイを行います。訓練中、同僚が使用しているボールペンが気になり、突然話しかけます。相手の反応を見ることなく一方的に話し、話し終わると自分の作業を再開しました。ロールプレイを見た皆さんからの感想を聞くと

・状況を確認しないで突然話しかけていた。

・態度が適切ではなかった。

・一方的に話していた。

等の意見が挙がりました。

ステップアップポイント

　

　スタッフのロールプレイを見て、どのような改善点があるのか皆さんで話し合ったところ、

・近くに行って、相手に断りをいれてから話す。

・にこやかな表情で話す。

・相手の反応を確認する。

・「お時間をいただき、ありがとうございます」とお礼をする。

等の意見が挙がりました。
ステップアップポイントをもとに、良いロールプレイを行いました。相手との距離やタイミングを伺いながら「今、少しお時間よろしいですか？」と話しかけ、にこやかな表情や適切な距離感、声量を意識することで印象が大きく変わりました。

まとめ

　相手を誉めることは職場だけでなく、友人関係や家族間でも難しいと感じる方も多いと思います。適度に相手を誉めることはお互いの距離を縮めるきっかけになったり、信頼関係を築くきっかけになります。
職場で相手を誉める際には、普段仕事をしているときと同様に相手に失礼がないような言葉や振る舞いをすることが大切です。職場でも、それ以外の場面でもお互いに気持ちの良いコミュニケーションを行うことができるといいですね。