アナウンス係が就職に役立つワケアナウンス係で学ぶ社会人の基礎力

こんにちは。就労移行支援事業所チャレンジドジャパン仙台中央センターです。
チャレンジドジャパンでは、皆様が職場で長く安定して働き続けるために必要なスキルの習得を目指し、様々な訓練を提供しています。私たちの訓練の大きな特徴は、実際の職場で働く場面を具体的に想定し、すぐに役立つ実践的な内容を多く取り入れている点にあります。今回はその中から、日々の活動の一環として行っている「係活動」の一つ、「アナウンス係」について詳しくご紹介します。
働く上で役立つ!係活動のご紹介
チャレンジドジャパンでは、事業所という一つの組織を円滑に運営していくための様々な役割を、利用者の皆様に分担して担っていただく「係活動」という訓練を取り入れています。事業所内の清掃や備品の管理、毎朝行う朝礼の司会進行など、その内容は多岐にわたります。これらは単なる役割分担ではなく、企業で働く上での責任感や、周囲と協力して業務を進める協調性を養うことを目的とした、大切な訓練の一つです。
今回ご紹介する「アナウンス係」も、その係活動の一つです。どのような活動かというと、その内容は非常にシンプルで、「訓練時間の開始と終了の時間を、事業所内にいる全員に向けてアナウンスする」というものです。「〇時になりましたので、午前の訓練を開始します」といった短い言葉を、決められた時間にマイクを通して伝えるのが主な役割です。一見すると簡単な作業に思えるかもしれませんが、このアナウンスという一つの活動には、社会人として、そして組織の一員として働く上で欠かせない、多くの重要なスキルを磨くための目的が込められています。
一つの訓練に込められた、たくさんの目的
では、アナウンス係の活動を通して、具体的にどのようなスキルの向上を目指しているのでしょうか。その目的は一つだけではありません。
まず、簡潔で分かりやすい言葉遣いを身につけることが挙げられます。職場では、上司への報告や同僚への連絡など、要点をまとめて的確に伝える場面が数多くあります。アナウンスでは、決められた定型文を、誰が聞いてもはっきりと理解できるように発声する練習を行います。これは、ビジネスコミュニケーションの基本である「報告・連絡・相談」を行う上での基礎的な力を養うことに繋がります。
次に、その場に応じた適切な声量で話す練習にもなります。静かなオフィスでの会話、会議での発言、少し騒がしい場所での呼びかけなど、働く場面によって求められる声の大きさは異なります。事業所全体に聞こえるように、しかし大きすぎて相手を驚かせないような、ちょうど良い声のトーンやボリュームを意識して話す訓練は、状況判断力や周囲への配慮を学ぶ絶好の機会となります。
そしてもう一つ、時間を意識しながら作業を進める習慣を身につけるという重要な目的があります。仕事は常に時間との戦いです。納期を守る、会議に遅れない、といった時間厳守は社会人としての信頼の基本です。アナウンス係は、常に時計を気にかけ、たとえ自分のパソコン作業に集中していても、定刻になればその手を止めてアナウンスを行わなければなりません。この繰り返しによって、時間を管理し、優先順位を判断して行動するタイムマネジメント能力が自然と身についていきます。
職員のサポートと「できる」ようになるまで
もちろん、最初から誰もが完璧にできるわけではありません。人前で話すことに緊張して声が震えてしまったり、作業に夢中になって時間をうっかり忘れてしまったりすることもあります。しかし、大切なのは、すぐにできなくても諦めずに、できるようになるまで何度も繰り返すことです。
チャレンジドジャパンでは、利用者の皆様が安心して挑戦できるよう、職員が丁寧にサポートします。アナウンスの原稿を一緒に確認したり、発声練習に付き添ったり、最初は隣で時間を知らせるなど、一人ひとりのペースに合わせて支援を行います。日々の繰り返しの中で、少しずつ緊張がほぐれ、自信を持って声が出せるようになります。時間を守ることが当たり前の習慣になっていきます。このように、一つのスキルが体に染み付くまで繰り返し実践し、小さな成功体験を積み重ねていくことこそが、確かな「就労準備性」を高める鍵となると私たちは考えています。
チャレンジドジャパンは、あなたがあなたらしく働くための一歩を、丁寧にサポートします。
ご興味をお持ちいただけましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。
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