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脱ヒヤリハット!危険予知活動でヒヤリハットを防ごう

「ヒヤリ」とした経験、次に活かせていますか?労働災害を防ぐ危険予知活動とは

こんにちは。就労移行支援事業所チャレンジドジャパン福島センターのスタッフです。

皆さんは、仕事中や日常生活の中で「ヒヤリ」としたり、「ハッ」としたりした経験はありませんか。「もう少しで階段から落ちそうになった」「熱い飲み物をこぼしそうになった」など、誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。幸いにも事故には至らなかったものの、一歩間違えれば怪我につながっていたかもしれない、そのような出来事を「ヒヤリハット」と呼びます。

今回は、このような「ヒヤリハット」を未然に防ぎ、誰もが安全に働き、安心して生活を送るために非常に重要な「危険予知活動」についてご紹介します。

危険予知活動の具体的な進め方

危険予知活動とは、その名の通り「作業や日常の行動に潜む危険を事前に予測し、対策を立てて行動する」ための一連の活動です。英語ではKiken Yochi Trainingと呼ばれ、頭文字をとって「KYT」とも呼ばれています。製造業や建設業などの現場で広く取り入れられている考え方ですが、オフィスワークや日常生活においても非常に役立つスキルです。

この活動は、単に「気をつけよう」という精神論で終わらせるのではなく、具体的な手順を踏むことで効果を高めます。

まずは、どのような危険が潜んでいるか、「危険のポイント」を具体的に話し合います。例えば、「資料を運ぶ」という一つの作業でも、「床が濡れていて滑るかもしれない」「通路に段ボールが置かれていてつまずくかもしれない」「棚の上の資料を取ろうとして、不安定な椅子に乗ると転落するかもしれない」など、様々な危険が考えられます。自分一人では気づかなかった危険も、複数人で意見を出し合うことで、より多くの危険を発見することができます。私たちの事業所でも、様々な職場の状況を想定し、どのような危険があるかをグループで話し合うトレーニングを行っています。

次に、発見した危険に対して、具体的な対策を立てます。ただ「気をつける」だけでは不十分です。「床が濡れている」という危険に対しては、「すぐに拭き取る、または滑りやすいことを示す表示を置く」といった具体的な行動を決めます。「通路の段ボール」であれば、「決められた保管場所にすぐに移動させる」というルールを徹底することが対策になります。なぜその危険が起こるのかを考え、それを防ぐための最も効果的で実行可能な方法を考えることが重要です。

そして最後に、立てた対策を意識しながら、安全確認をしつつ実践します。例えば、重いものを運ぶ前には「足元よし!」と声に出して確認する、パソコン作業で席を立つときには「電源オフよし!」と指を差して確認するなど、五感を使って確認する行動は、うっかりミスを防ぎ、安全行動を体に覚えさせる上で非常に効果的です。この一連の流れを繰り返し行うことで、安全に行動することが習慣となっていきます。

危険予知活動がもたらす素晴らしい効果

危険予知活動を継続的に行うことの最大の目的は、もちろん事故や怪我を防ぐことです。しかし、その効果はそれだけにとどまりません。

この活動を通じて、私たちは「あぶない」と感じる感覚、つまり危険に対する感受性を研ぎ澄ますことができます。普段から「ここにはどんな危険があるだろうか」と考える癖がつくことで、これまで見過ごしていたような些細な危険にも気づけるようになります。「これくらい大丈夫だろう」という慢心や油断がなくなり、常に安全を最優先に行動する意識が自然と高まっていくのです。

さらに、危険予知活動は、優れた問題解決能力を育むトレーニングにもなります。危険を予知したり察知したりすることは「問題発見能力」です。そして、その危険がなぜ起こるのかを考え、具体的な対策を立案し実行するプロセスは、仕事における「問題解決」のプロセスそのものです。現状を分析し、課題を特定し、解決策を考えて実行するという流れは、どのような仕事においても求められる重要なスキルです。危険予知活動は、安全スキルと同時に、働く上で不可欠な問題解決能力も向上させてくれるのです。

事故を未然に防ぎ、自分自身と周りの人々を守りながら、安心して働き、安全な生活を送るために、この危険予知活動の考え方を取り入れていきませんか。

私たちの事業所では、就職に向けた専門的な知識やスキルだけでなく、今回ご紹介したような、長く安全に働き続けるために必要な実践的トレーニングも行っています。ご興味のある方は、ぜひ一度、見学・体験にお越しください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。