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チャレンジドジャパン・ニュース

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もしもの時、あなたは動けますか?訓練で身につく、もしもの時の力

こんにちは。就労移行支援事業所チャレンジドジャパン金沢文庫センターのスタッフです。

日ごとに秋も深まり、過ごしやすい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、先日私たちの事業所では、利用者さんとスタッフが全員参加し、地震とそれに伴う火災を想定した避難訓練を実施いたしました。訓練の合図とともに、全員が真剣な表情で、迅速かつ冷静に行動する姿が見られました。

「訓練なのだから」と軽く考えるのではなく、いざという時に自分や周りの人の命を守るために、なぜこのような訓練が必要なのか。今回は、避難訓練の重要性についてお話ししたいと思います。

実際の災害を想定した訓練の重要性

避難訓練と聞くと、決められた避難経路を通って、指定された場所へ移動すること、と考える方が多いかもしれません。もちろん、それは非常に大切な要素です。しかし、それ以上に重要なのは、実際の災害を具体的にイメージしながら訓練に臨むことです。

突然の大きな揺れ、鳴り響く警報、予期せぬ場所からの出火。実際の災害時には、多くの人がパニックに陥り、普段なら簡単にできるはずの判断や行動ができなくなると言われています。頭では「こうすれば良い」と分かっていても、体が動かなくなるのです。だからこそ、訓練が重要になります。

訓練では、「まず机の下に潜って頭を守る」「煙を吸わないように、濡れたハンカチで口と鼻を覆い、低い姿勢で移動する」といった基本的な行動を、何度も繰り返し実践します。これにより、頭で考えるよりも先に体が反応する、「身体で覚える」状態を目指します。この「身体知」こそが、極限状況下で私たちを助けてくれる力となるのです。

就労を目指す皆様にとっては、事業所内だけでなく、将来働くことになる職場や通勤途中で災害に遭遇する可能性も十分に考えられます。慣れない環境で、もしものことが起きた時、事業所での訓練経験は、きっと落ち着いて行動するための大きな助けになるはずです。

訓練がいざという時の行動につながる

防災の知識を「知っている」ことと、実際に「できる」ことの間には、大きな隔たりがあります。避難訓練は、その隔たりを埋めるための最も効果的な方法です。

今回の訓練でも、私たちはただ避難するだけではなく、いくつかの重要な確認を行いました。消火器や消火栓はどこにあるのか、その使い方はわかるか。避難経路に障害物はないか。利用者さん全員の安否を、誰がどのように確認するのか。一つひとつを実際に確認し、動いてみることで、机上の計画だけでは見えてこなかった課題や改善点に気づくことができました。

また、訓練は、互いに助け合うことの大切さを学ぶ機会でもあります。パニックになりそうな人に優しく声をかける、移動に不安がある人の手を引く、といった行動が自然と見られました。災害時には、一人でできることには限界があります。周りの人々と協力し、声を掛け合うことが、安全を確保する上で不可欠です。このような経験は、災害時だけでなく、日々のコミュニケーションや職場でのチームワークを築く上でも、非常に価値のある学びとなります。

日ごろからの防災意識

避難訓練は、年に数回行われる特別なイベントですが、防災は本来、日々の生活の中に根付かせるべきものです。訓練は、そのための意識を高める絶好のきっかけと言えるでしょう。

このブログを読んでくださっている皆様も、ぜひこの機会にご自身の防災対策を見直してみてはいかがでしょうか。ご自宅の食料や水の備蓄は十分か、懐中電灯や携帯ラジオはすぐに使える状態か、家具が倒れてこないように固定されているか。また、ご家族との間で、災害時の連絡方法や集合場所を決めておくことも大切です。

さらに、お住まいの地域や、通勤・通学で利用する経路のハザードマップを確認しておくことも強くお勧めします。どの場所にどのような危険が潜んでいるのかをあらかじめ知っておくだけで、いざという時の避難行動は大きく変わってきます。

災害は、いつ、どこで起こるか分かりません。だからこそ、「いつか」ではなく「いつでも」対応できるように、日ごろから関心を持ち、備えておくことが、自分と大切な人の命を守ることに繋がるのです。

私たちは、就労移行支援を通じて、仕事に必要なスキルだけでなく、皆様が社会の一員として安心して自立した生活を送るための様々な力を育むお手伝いをしています。防災への備えも、その大切な力の一つです。

今後も定期的な訓練を通じて、利用者さんとスタッフが一丸となって防災意識を高め、より安全な事業所環境を作っていきたいと思います。