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チャレンジドジャパン・ニュース

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コーポレート

【就職決定】一歩踏み出した先輩が語る、新しい景色!

こんにちは、就労移行支援事業所のチャレンジドジャパン北上センターです。

寒さが一段と厳しくなり、本格的な冬の到来を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、本日は見事就職を勝ち取り、1月から新しい職場で勤務を開始された元利用者の方に、就職活動の道のりについてインタビューをさせていただきました。これから就職を目指す方、今まさに活動の真っ只中にいる方にとって、きっと大きな励みになるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

利用者さんのご紹介と就職先について

今回お話を伺ったのは、40代で自閉症スペクトラムの方です。チャレンジドジャパンでの訓練を経て、この度、洗浄係としてのお仕事に就かれました。具体的な業務内容としては、食事に使った食器や調理器具の洗浄、そして片づけが中心となります。

このお仕事は、決められた手順に沿って正確に作業を進めることが求められます。一つひとつの作業に集中して取り組む力や、黙々と業務をこなす持続力が活かされる職場と言えるでしょう。ご自身の特性を理解し、それを強みとして発揮できる環境を選ばれたことは、就職活動において非常に大切なポイントです。

内定までの道のりと当時の心境

就職活動の期間や方法は人それぞれですが、この方はどのような道のりを歩まれたのでしょうか。

今まで何回実習に行きましたか。今まで何社の面接や試験を受けましたか、という質問に対し、「実習は行ってない。面接を1回。1社。」とのお答えでした。この言葉だけを聞くと、とてもスムーズな就職活動だったように思われるかもしれません。しかし、その裏には、ご本人にしか分からない葛藤や苦悩がありました。

内定まで大変だったことは何かと尋ねると、「寝ている時以外は常にモヤモヤした気持ちでした。」と、当時の率直な心境を語ってくださいました。先が見えない不安、本当に自分に合う仕事が見つかるのだろうかという焦り。就職活動中は、多くの方がこのような「モヤモヤした気持ち」を抱えるものです。その気持ちをどう乗り越えたのかという問いには、「がまん。とにかくがまん。」という、非常にシンプルで力強い言葉が返ってきました。ご自身の心の内で、不安と向き合い、耐え抜いた強い意志が感じられます。そして、その努力が実を結び、就職が決まった時の気持ちを「うれしい気持ち。」と、素直に表現してくださいました。この一言に、すべての苦労が報われた喜びが凝縮されているように感じ、私たちスタッフも胸が熱くなりました。

チャレンジドジャパンでの経験

チャレンジドジャパンでの日々が、ご自身にとってどのようなものだったかについても伺いました。

チャレンジドジャパンに通ってよかったことは何かという質問には、「色々な事に気づかされました。」と答えてくださいました。日々の訓練やスタッフとの面談、他の利用者さんとの関わりの中で、これまで意識していなかったご自身の得意なことや苦手なこと、コミュニケーションの取り方の工夫、仕事に対する考え方など、たくさんの「気づき」があったことと思います。この自己理解を深めるプロセスが、自分に合った仕事を見つけるための土台となります。

そして、「チャレンジドジャパンに通ってよかったと思いますか。」という問いには、「当然。良かったと思います。」と、迷いのない言葉をいただきました。このように感じていただけたことが、私たち支援員にとって何よりの喜びです。

未来へ向かうあなたへのメッセージ

最後に、これからチャレンジドジャパンの利用を検討している方や、今まさに就職活動に励んでいる方々へ、力強いメッセージをいただきました。

「夢をあきらめるな!!」

この言葉は、ご自身が「モヤモヤした気持ち」を「がまん」で乗り越え、就職という夢を掴み取ったからこそ、深く、そして重く響きます。もし今、あなたが不安の渦中にいるのなら、この言葉を胸に、もう一度前を向いてみてください。

ご就職、誠におめでとうございます。新しい門出と、これからのご活躍をスタッフ一同心から応援しています。

チャレンジドジャパンでは、一人ひとりの特性や希望に寄り添い、就職という夢の実現に向けてサポートを行っています。ご興味のある方は、ぜひ一度、見学・相談にお越しください。