~私が変われた理由~内定者が語る就労移行支援のリアルな声
就職者インタビュー!内定者Cさんの声をお届けします
こんにちは!チャレンジドジャパン海老名センターです。
今回は、見事、希望されていた企業への内定を勝ち取られた利用者様へのインタビューをお届けします。ご本人のリアルな声を通して、チャレンジドジャパンでの過ごし方や、就職に至るまでの道のりを感じていただければ幸いです。
インタビューにご協力いただいたのは、30代・精神障害のあるCさんです。それでは早速、お話を聞いていきましょう。

チャレンジドジャパンを知ったきっかけを教えてください!
ハローワークの方に紹介をしていただき、知りました。いくつか紹介していただいて、「チャレンジドジャパンは実務的で、短期で働きたい人には向いているよ」と言われすぐに見学に行きました。
チャレンジドジャパンに決めた一番の理由を教えてください!
自分のイメージとは異なり、オフィスが明るく、清潔でとても落ち着いており、人との距離感もちょうどいいな、と思い決めました。
当時の私は昼夜逆転し、引きこもってしまったいたので昼に出かけるきっかけを作りたいなと思っていました。そんな時、当時のセンター長とお話をした際に良く話を聞いてくださり、私の言葉に耳を傾けてくださいました。
通所して良かったことはどんなことですか?
一つ目は、目標を同じくする仲間との関わりです。先輩たちをみて学んだのが大きいです。グループワークでお話を聞いたり聞いてもらったり、社会人の先輩や業種が違う方々と世代職種経験がさままざまな人と「就職」という共通の目標があって話せるのはなかなかないと思います。
一方で干渉しない、されない安心感や踏み込まれすぎる不安がないのも良かったことの1つになります。
次に二つ目は、講座の内容についてです。JSTの「同僚の誘いを断る」「依頼された仕事を断る」のテーマは目からうろこの連発でした。仕事や誘いを断ってよかったんだ、というのがありました。考えてみれば当たり前なのに、できてなかったことが多かったなと実感しました。
また、身だしなみ、おしゃれの違いがはっきり分かってよかったです。この年で学ぶ機会がなかったので、講座を受け大変勉強になりました。
三つ目は、客観的な視点から人間関係について学べたことです。客観的な目で見てもらえる場所は大変貴重だと思います。”怒られる”ではなく、指摘して教えてもらえるのがすごく助かっていました。職員の視点も違うので様々な方向で教えてくださり勉強になりました。
チャレンジドジャパンに通って成長を感じたのはどんなところですか?
まだ練習中ではありますが、アサーティブな言い方を意識できるようになったことです。前はきつい言い方をしていましたが、「気を付けよう」という意識を持てるようになりました。
それと、「怒らない」ことを実践すると、自分が疲れないと発見できました。以前は運転しながら怒ることが多かったですが、今は「疲れるからやめよう」に変わり気が楽になりました。
就職活動をしての感想を教えてください!
職員の方たちのお力添えが大変助かりました。面接練習では本番より厳しかい切り込みもありましたが、それが良い練習になりました。提出書類も自分ひとりだけではきっと作れていませんでした。職員の方が関与してくださり、色んな視点でアドバイスを受け完成できました。
お仕事や今後の目標を教えてください!
まずは社会復帰です。ちょうど退職をして1年になります。気持ちも体もしっかり休んで、元気になれた一方で、マルチタスクの訓練を行いました。久々にマルチタスクを行い、すっかり体が忘れていたことに驚きがありました。
あとは働き続けたいと思っています。気持ちを穏やかに、心身ともに安定にして過ごしていきたい。
就労移行支援の利用を検討している方にメッセージをお願いします!
絶対自分の為になります。自分の中でぶれない目標を持っていれば就職できると思います。
職員の方たちは様々なヒントをくれます。ヒントを1つずつ拾って身につけて行けば絶対よりよい自分になっていけると思います。
Cさん、今回は貴重なお話をたくさん聞かせていただき、本当にありがとうございました。インタビューから、ご自身の課題と真摯に向き合い、一つひとつ着実にスキルを身につけてこられた様子が伝わってきました。
ハローワークや地域の支援機関、医療機関などからのご紹介でチャレンジドジャパンの見学に来られる方は多くいらっしゃいます。様々な事業所がある中で、ご自身の目標や事業所の雰囲気が合う場所を見つけることは、就職に向けた大切な第一歩です。
チャレンジドジャパンでは、実際のオフィス環境を意識した雰囲気づくりを大切にしています。明るく清潔で落ち着いた空間で、安心して訓練に取り組んでいただけるよう日々配慮しています。また、Cさんがおっしゃるように、利用者様一人ひとりのお話にじっくりと耳を傾け、その方にとって今何が必要なのかを一緒に考えることを、スタッフ一同何よりも大切にしています。
チャレンジドジャパンには、様々な年齢、職務経験を持つ方々が「就職」という共通の目標を持って通われています。グループワーク等を通じて互いに学び合う経験は、一人で活動するだけでは得られない貴重な財産になります。同時に、プライベートに踏み込みすぎない、程よい距離感を保てる環境であることも、安心して通所を続けるための重要な要素だと考えています。この点は、職場における同僚との距離感の学びにもつながります。
私たちはただ「教える」のではなく、利用者様がご自身の力で気づき、成長していけるような「指摘」や「提案」を大切にしています。複数のスタッフがそれぞれの視点から関わることで、多角的なアドバイスが可能になり、ご自身を客観的に見つめ直す良い機会となります。
就職活動は一人で進めると、不安になったり、視野が狭くなったりしがちです。チャレンジドジャパンでは、応募書類の添削から模擬面接まで、手厚くサポートします。特に面接練習では、本番で落ち着いてご自身の力を発揮できるよう、あえて厳しい質問を投げかけることもあります。Cさんがおっしゃるように、様々な視点からのアドバイスを取り入れて応募書類を完成させ、万全の準備で面接に挑めたことが、内定という素晴らしい結果に繋がったのだと確信しています。
ブランクからの社会復帰は、体力面でも精神面でも少しずつ慣らしていくことが大切です。通所中にマルチタスク訓練などを通して、働くための準備を着実に進めてこられました。Cさんの「働き続けたい」「気持ちを穏やかに、心身ともに安定して過ごしていきたい」という目標は、私たち支援者が最も大切にしている「長く安定して働き続けること(就労定着)」に繋がるものです。焦らず、ご自身のペースで新しい職場に慣れていってほしいと心から願っています。
Cさん、インタビューのご協力ありがとうございました。これからもCさんが職場でご活躍されますよう、引き続きサポートしてまいります。チャレンジドジャパンではご相談やご見学はいつでも受け付けておりますので、お気軽にお問合せください!