未来の社会人へ！学生さんが見学体験に来られました

先日、チャレンジドジャパンのセンターに、将来の就職について考えている学生さんが見学体験に来られました。普段は利用者の皆さんがそれぞれの目標に向かって訓練に励んでいますが、フレッシュな学生さんたちが加わったことで、センター内はいつもと少し違う、活気と新鮮な空気に包まれました。今回は、その見学体験の様子をご紹介します。これから社会へ羽ばたく学生さんたちに、私たちの取り組みが少しでも参考になれば嬉しく思います。

学校と会社、その違いから考える就職活動の心構え

見学に来られた学生さんには、まず初めに、就職活動を始めるにあたって大切になる心構えについてお話をさせていただきました。特に重点を置いたのが、「学校や福祉サービスと企業の違い」です。学生のうちは、授業料を払いサービスを受ける立場であり、ある意味では「お客様」として守られている側面があります。しかし、社会人として企業で働くということは、給料という対価を得て、その企業に自身の労働力やスキルで貢献する立場になるということです。つまり、「サービスを受ける側」から「価値を提供する側」への大きな転換が求められます。

言われたことだけをこなすのではなく、自ら考えて行動する主体性や、業務を進める上で不可欠な報告・連絡・相談の重要性など、学生生活とは異なる視点が求められることをお伝えしました。就職はゴールではなく、社会人としてのキャリアをスタートさせるための第一歩です。この心構えを持つことが、 successfulな就職活動、そしてその後の職業生活を送る上で非常に大切な土台となります。

チャレンジドジャパンでできること

心構えについてお話した後は、私たちチャレンジドジャパンがどのようなサポートを提供している場所なのか、具体的な施設説明を行いました。就労移行支援事業所が、単にパソコンスキルや作業スキルを学ぶだけの場所ではないことを知っていただく良い機会になったかと思います。チャレンジドジャパンでは、自己分析を通して自分の得意・不得意を理解することから始まり、興味のある業界や職種を探す企業研究、履歴書や職務経歴書といった応募書類の作成サポート、そして何度も練習を重ねる面接対策まで、就職活動のあらゆる段階をスタッフが二人三脚で支援します。

さらに、ビジネスマナー講座やコミュニケーション訓練など、職場で円滑な人間関係を築くためのプログラムも豊富に用意しています。一人ひとりの特性や希望に合わせて個別支援計画を作成し、その方に合ったペースで無理なくステップアップしていける環境を整えているのが、私たちの強みです。

実際の仕事をイメージする訓練体験

説明を聞いていただいた後は、いよいよ実際の訓練を体験していただきました。今回は、チャレンジドジャパンで人気の高い訓練の中から、ボールペンの組み立て、ピンチの分解組み立て、そして基本的なPCスキルであるタイピングの三つに挑戦してもらいました。

ボールペンの分解組み立て

ボールペンの組み立ては、細かい部品を手順書通りに正確に組み上げていく作業です。単純な作業に見えますが、集中力や持続力、手先の巧緻性が求められます。また、決められた数を時間内に仕上げるという意識は、実際の 업무における納期管理にも繋がります。

ピンチの分解組み立て

次に体験してもらったピンチの分解組み立ては、指示理解力を養う訓練です。細かい部品を丁寧に扱う正確性や、根気強く作業を続ける力が試されます。初めは戸惑っていた学生さんも、徐々にコツを掴み、黙々と作業に打ち込む姿が印象的でした。

パソコン作業（タイピング）

最後のタイピングでは、基本的な指の配置から练习していただきました。現代の事務職において、PCスキルは必須です。正確かつスピーディーに文字を入力できる能力は、大きな強みとなります。短い時間でしたが、キーボードを打つ音がリズミカルに響き、自分の成長を実感できたのではないでしょうか。

これらの体験を通して、学生さんたちは「働く」ということをより具体的にイメージできた様子でした。訓練の楽しさだけでなく、その一つひとつの作業に込められた目的や、実際の仕事にどう繋がっていくのかを感じ取っていただけたなら幸いです。

今回の見学体験が、学生さんたちにとって自身の将来を考える上での貴重な一歩となったことを願っています。チャレンジドジャパンでは、随時見学や相談を受け付けております。ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

チャレンジドジャパン橋本センター

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