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チャレンジドジャパン・ニュース

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自分と向き合って掴んだ内定!先輩インタビュー自己理解を深め勝ち取った就職内定

こんにちは、チャレンジドジャパンです。

日差しが暖かくなり、春の訪れを感じる季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は見事、就職内定を勝ち取られた利用者Sさんのインタビューをご紹介いたします。チャレンジドジャパンでどのように訓練や就職活動を進めていき、その中で重要に感じたことは何か。また、通所中に意識的に励んでいたことなど、これから就職を目指す皆様の参考になるお話をたくさん伺いましたので、ぜひ最後までご覧ください。

【お仕事内容と就職活動の道のり】

まずは、今回決まったお仕事について伺いました。

Sさんが就職される企業での業務内容は、データ入力などの事務作業です。これまでチャレンジドジャパンでパソコンスキルや事務作業の訓練を重ねてこられたSさんにとって、その経験を存分に活かせるお仕事です。

【どのように就職活動を進めたのか】

いくつかの企業さんの実習を通して実際の職場の雰囲気と業務内容を体験し、職員の方にサポートしていただきながら履歴書の添削や面接練習等を行いました。

企業実習は、求人票だけではわからない職場のリアルな雰囲気や、実際の業務の流れを肌で感じることができる貴重な機会です。Sさんも、複数の実習に参加することで、ご自身がどのような環境で、どのような業務に取り組みたいのかを具体的に見つめ直すことができました。また、私たちスタッフとの履歴書の添削や面接練習を繰り返し行うことで、ご自身の強みや経験を自信を持って伝えられるようになりました。

【自己理解を深める中で見えたこと】

就職活動は、必ずしも順風満帆なことばかりではありません。Sさんが就職活動で大変だったことは何だったのでしょうか。就職活動を進めるにつれて自己理解がより深まり、配慮事項の内容に変化があり、その都度応募書類や面接対策に反映させることが大変でした。

これは、就職活動に取り組む多くの方が経験することかもしれません。活動を通して自分自身と深く向き合うことで、これまで気づかなかった自分の得意なこと、苦手なこと、そして働く上で必要となる配慮事項がより明確になっていきます。Sさんも、私たちスタッフとの面談や日々の訓練を重ねる中で、ご自身の障害特性への理解を深めていきました。その変化を、その都度応募書類や面接での伝え方に反映させていく作業は、根気が必要なプロセスでしたが、この丁寧な自己分析こそが、最終的にご自身に合った職場とのマッチングに繋がったのだと感じています。

【日々の積み重ねが力になる】

チャレンジドジャパンでの日々の訓練が、就職という大きな目標に繋がりました。特に頑張った訓練について伺いました。訓練の中では、タイピング・ピッキング・清掃作業・計量作業です。係活動では、電話応対や朝礼係に励みました。

これらの訓練は、事務作業の基礎となるスキルや、職場での円滑なコミュニケーション能力を養うために非常に重要です。また、訓練に臨む姿勢についても、通所中に心がけていたことを教えていただきました。

訓練においてはスピードよりも正確性を重視しました。また他利用者さんや職員など人と接する際は相手に気を配り過ごすことを意識していました。「スピードよりも正確性」という意識は、ミスなく着実に業務を遂行する力が求められる事務職において、大きな強みとなります。また、周囲への気配りを忘れず、日々のコミュニケーションを大切にする姿勢は、チームで働く上で不可欠な協調性を育みました。

【チャレンジドジャパンで得られたもの】

Sさんは、チャレンジドジャパンでの経験を通じて、大きな成長を実感されたと語ってくださいました。

スタッフの方との関わりの中で自分自身をより正確に理解することができたことで社会に対する緊張やプレッシャーがとても軽減され、ありのままの自分でいられるようになりました。

私たちは、利用者さん一人ひとりが安心して自分自身と向き合える環境を提供することを大切にしています。Sさんがご自身のことを深く理解し、プレッシャーから解放され、「ありのままの自分でいられるようになった」と感じていただけたことは、私たちスタッフにとって何よりの喜びです。

【通所期間全体の振り返り】

最初は会社のような雰囲気にとても緊張して職員に話しかけることにも消極的になっていましたが、面接練習を何度かしていくうちに報連相の声掛けがスムーズにできるようになりました。また、職員との対話や利用者とのコミュニケーションをきっかけに自己分析を行い、就職活動に取り組むことで日々自分と向き合い、より自己理解が深まりました。その結果、就職先も決まり現在は自分の特性を活かした生活を心がけることでメンタルも以前より安定して生活することができています。

通所当初の緊張した面持ちだったSさんが、日々の訓練やコミュニケーションを通じて自信をつけ、報連相もスムーズになり、ご自身の特性を活かして安定した生活を送られている。この素晴らしい変化の過程を共に歩めたことを、心から嬉しく思います。

【これからの目標】

最後に、Sさんの今後の目標を教えていただきました。

就職後には母にクリスマスと誕生日の際に夕食をご馳走したいです。また徐々に勤務時間を増やしていけるよう、業務に慣れて体力もつけていきたいと思います。

ご家族への感謝を形にしたいという温かい目標と、ご自身のペースで着実にステップアップしていこうという堅実な目標、どちらも本当に素敵です。Sさんの新しいスタートを、私たちスタッフ一同、心から応援しています。

Sさん、インタビューへのご協力、本当にありがとうございました。そして、改めて就職内定おめでとうございます。

Sさんのお話にもありましたが、職員やご家庭、関係機関との対話を続ける中で通所時よりも自己理解が深まり、就職活動開始時に思っていたご自身の障害特性や配慮事項を見直し、より明確化することに繋がりました。その結果よりご自身のことを知ることができ、Sさんに合った職場、希望条件を整理することに繋がりました。お一人で就職活動を進めるのではなく、職員始め関係機関の方々とチームとして取り組むことで自分自身を客観視することができ、安定就労にも繋がるかと思います。

今回のSさんのお話を聞いて少しでも就労移行支援サービスが気になる、事業所の雰囲気を見てみたいという方はいつでも見学・体験を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。スタッフ一同お待ちしております。