これで安心!職場での報連相スキルが実践で身につく!

こんにちは。就労移行支援事業所チャレンジドジャパン仙台長町センターです。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は当事業所で行っているプログラムの一つ、「機能的コミュニケーション」についてご紹介します。このプログラムは、仕事をする上で欠かせないコミュニケーションスキルを、実践的な形式で学んでいくことを目的としています。今回のテーマは「職場で報連相をする」でした。社会人にとって基本中の基本とも言える「報連相」ですが、苦手意識を持っている方や、具体的にどうすれば良いのか分からないという方も少なくありません。今回は、その重要性と実践方法について、プログラムを通して学びました。
報連相はなぜ大切?
まず、なぜ「報連相(報告・連絡・相談)」が仕事において重要なのでしょうか。報連相は、単に情報を伝えるだけの行為ではありません。職場というチームで仕事を進める上で、円滑な人間関係を築き、業務をスムーズに進めるための生命線とも言えます。
適切な報告は、上司や同僚が進捗状況を把握し、次の指示を出したり、必要に応じてサポートに入ったりすることを可能にします。連絡を徹底することで、チーム全体で情報が共有され、「知らなかった」「聞いていない」といったすれ違いや、それに伴うトラブルを防ぐことができます。そして、分からないことや不安なことを相談することで、一人で抱え込んで大きなミスに繋がる前に、問題を解決する糸口を見つけることができます。
このように、報連相は仕事の質を高め、信頼関係を構築するための非常に重要なスキルです。今回のプログラムでは、この基本に立ち返り、その大切さを改めて確認することから始めました。
スタッフによる実演!良い例と悪い例
プログラムでは、まずスタッフが上司役と部下役に分かれ、報連相のロールプレイを実演しました。ただ模範的な例を示すだけでなく、「悪い例」と「良い例」の両方を見ていただくことで、その違いを明確に理解していただくのが狙いです。
実践あるのみ!利用者さんによるロールプレイ
スタッフの実演でポイントを掴んだ後は、利用者の皆さんご自身でロールプレイに挑戦していただきました。二人一組のペアになり、それぞれが上司役と部下役を担当します。実際の職場でありそうな具体的な場面を設定し、テーマに沿って取り組んでいただきました。
最初は少し緊張した面持ちの方もいらっしゃいましたが、先ほどのスタッフの実演を思い出しながら、一生懸命に取り組まれていました。ただ話すだけでなく、相手の目を見て話すこと、結論から話すことを意識したり、上司役の方は部下が話しやすいように相槌を打ったりと、皆さんそれぞれに工夫が見られました。頭で理解するだけでなく、実際に声に出し、体を動かしてやってみることで、就職後に自分が職場で報連相をしている姿を、より具体的にイメージすることができたのではないでしょうか。
相互フィードバックで客観的な視点を得る
ロールプレイが終わった後には、ペア同士でお互いの良かった点や、もっとこうすれば良くなるという改善点を伝え合う「相互フィードバック」の時間を設けました。
自分自身のコミュニケーションの癖は、なかなか客観的に捉えることが難しいものです。他者からの視点を得ることで、新たな気づきや学びが生まれます。「声がはっきりしていて聞き取りやすかった」「結論から話してくれたので分かりやすかった」といったポジティブなフィードバックは、ご自身の強みを再認識し、自信に繋がったことでしょう。一方で、「もう少しだけ相手のタイミングを伺うと、もっと良くなると思う」といった具体的な改善点に関するアドバイスは、次に取り組むべき課題を明確にしてくれます。お互いを尊重しながら真剣にフィードバックを伝え合う姿は、とても印象的でした。
参加された利用者の方からは、「実際の職場でスムーズに報連相ができるように、今日学んだことを意識していきたい」といった前向きな感想をいただきました。今回のプログラムが、皆さんの自信に繋がり、就労への一歩を踏み出す後押しになれば、スタッフ一同嬉しく思います。
見学・体験でプログラムに参加してみませんか?
当事業所では、今回ご紹介した「機能的コミュニケーション」のほかにも、就職後に役立つ様々なスキルを学ぶためのプログラムを多数ご用意しています。
「働く上でのコミュニケーションに不安がある」「報連相のやり方を具体的に学びたい」「職場の人間関係をうまく築けるか心配」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、事業所の見学・体験にお越しになりませんか。実際のプログラムの雰囲気を感じていただくことで、ご自身の課題解決のヒントが見つかるかもしれません。体験利用の際に、今回のようなプログラムにご参加いただくことも可能です。
ご興味のある方は、お気軽に当事業所のウェブサイトやお電話にてお問い合わせください。皆さまからのお申し込みを心よりお待ちしております。