就職後、ひとりで悩まないで。就職後も安心の定着サポート
Recently updated on 11月 28th, 2025 at 04:45 pm

就労移行支援事業所を利用して就職活動に励んでいる皆様、そしてこれから利用を検討されている皆様、こんにちは。日々の訓練、本当にお疲れ様です。就職活動というと、履歴書を作成したり、面接の練習をしたりと、「内定を獲得すること」が一番の目標に感じられるかもしれません。もちろん、それは非常に大きな一歩であり、素晴らしいゴールです。しかし、私たちは「就職」がゴールではなく、新しいスタートラインだと考えています。本当に大切なのは、就職した職場で自分らしく、安心して「働き続ける」ことです。今回は、その大切なスタートを支えるための、私たちの就職後のフォローアップについてご紹介します。
なぜ就職後のフォローアップが必要なのか?
新しい職場での生活が始まると、環境は大きく変化します。新しい業務内容、新しい人間関係、通勤方法や生活リズムの変化など、慣れないことばかりで、知らず知らずのうちに心や体にストレスが溜まってしまうことがあります。特に、仕事が始まったばかりの時期は、期待と同時に大きな不安を抱えやすいものです。「周りの人に迷惑をかけていないだろうか」「仕事のペースについていけるだろうか」「体調を崩さずに続けられるだろうか」といった悩みは、多くの方が経験します。
このような環境の変化は、誰にとっても大きなエネルギーを必要としますが、障害の特性上、特にストレスを感じやすかったり、疲れが溜まりやすかったりする方にとっては、心身の不調につながりやすい非常にデリケートな期間です。この就職して間もない「最初の壁」を一人で乗り越えるのは、とても大変なことです。だからこそ、事業所に通っていた頃から皆様のことをよく知る支援員が、そばで寄り添い、一緒に課題を乗り越えていくための専門的なサポートが不可欠なのです。
就職後6か月間の具体的なサポート内容
私たちの事業所では、就職後6か月間を特に重要な期間と位置づけ、集中的なフォローアップ(定着支援)を実施しています。この期間、皆様が新しい環境にスムーズに適応し、安定して働き続けられる基盤を築くため、様々な形でサポートを行います。
特に心身の疲れが出やすい週の始めや、連休明けなどには、必要に応じてお電話でご様子を伺います。週末はしっかり休めたか、今週の業務で不安なことはないかなど、短い時間でもお話しすることで、気持ちを切り替え、前向きな一週間のスタートを切るお手伝いをします。
さらに、お電話だけでは話しきれない深いお悩みや、仕事の進捗状況などをじっくりと共有するために、最低でも月に一回は面談の機会を設けています。事業所に来ていただいたり、ご自宅の近くまで伺ったりと、ご本人がリラックスして話せる環境を整えます。仕事の悩みはもちろん、生活リズムの整え方や休日の過ごし方など、どんな些細なことでも構いません。一緒に状況を整理し、解決策を考えていきましょう。
そして、ご本人だけでは職場に伝えにくいことや、調整が必要な配慮事項などが出てきた場合には、私たち支援員が皆様と企業との「橋渡し役」となります。必要に応じて企業へ訪問し、ご本人、企業の担当者、そして支援員の三者で面談を行います。客観的な視点を持つ支援員が間に入ることで、職場で起きている課題を正確に把握し、誤解なくスムーズなコミュニケーションを図ることができます。これにより、業務量の調整や職場環境の改善など、具体的な解決策へと繋げていきます。
安心して働き続けるために
この6か月間のフォローアップは、皆様が抱える問題を私たちがすべて解決する、というものではありません。皆様自身が、課題に気づき、対処法を考え、そして職場の然るべき相手に相談できるようになるための「伴走期間」です。私たちは、皆様が自信を持って主体的に働き続けられるようになるまで、すぐそばで支え続けます。
就労移行支援事業所の役目は、就職というゴールテープを切るところまでではありません。その先にある、皆様一人ひとりの「自分らしい働き方」が実現し、安定した社会生活を送れるようになるまでを見据えています。就職後も続く私たちのサポートが、皆様の新たな一歩を力強く後押しできることを願っています。これから就職を目指す方も、安心して私たちと一緒に未来を描いていきましょう。