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介護やガソリンスタンドでリアルな仕事を体験!

Recently updated on 10月 27th, 2025 at 10:55 am

未来の働き方を探る!宇都宮市主催の就労体験会に参加しました

こんにちは。就労移行支援事業所のスタッフです。日差しが暖かくなり、活動しやすい季節となってきましたね。私たちの事業所では、日々の訓練に加え、利用者さん一人ひとりの可能性を広げるための様々なプログラムを実施しています。今回はその一環として、宇都宮市が主催する「就労体験会」に参加してきましたので、その様子を詳しくご紹介します。

就労体験会とは?

皆さんは「就労体験会」という取り組みをご存知でしょうか。これは、一般就労を目指す障がいのある方を対象に、宇都宮市が中心となって開催しているイベントです。地域の様々な企業が協力してくださり、実際の職場で仕事を体験できる貴重な機会となっています。この体験会の目的は、企業の事業内容や仕事の流れを肌で感じ、働くことへの理解を深め、就労意欲を高めることにあります。私たちの事業所では、事業所内で行うスキル訓練だけでなく、こうした外部の機会を通じて、利用者さんが自分に合った働き方を見つけるためのサポートを重視しています。実際の職場環境に身を置くことで、訓練だけでは得られない多くの気づきや学びがあると考えています。

特別養護老人ホームでの介護補助業務

今回、利用者さんが体験させていただいた職場の一つが、特別養護老人ホームです。こちらでは、介護の現場を支える補助業務を体験しました。具体的には、利用者さんが快適に過ごせるようにベッドシーツを交換したり、食事の際に使用するおしぼりを一本一本丁寧に巻いたり、施設内を清潔に保つための清掃業務などを行いました。初めは慣れない作業に戸惑う場面もありましたが、施設の職員の方々が丁寧に手順を教えてくださり、次第にスムーズに動けるようになりました。体験を終えた利用者さんからは、「実際にやってみて、人の役に立つ仕事のやりがいを感じました。こういった仕事に就くのも良いなと感じました」という前向きな感想が聞かれました。普段接することの少ない介護の仕事に直接触れることで、社会貢献性の高い仕事の魅力や、チームで協力して働くことの大切さを実感できたようです。

ガソリンスタンドでの店舗業務

もう一つの体験先は、私たちの生活にも身近なガソリンスタンドです。こちらでは、お客様が安全に給油できるよう見守る給油監視業務や、洗車サービスを終えた車をきれいに拭き上げる作業などを担当しました。特に給油監視は、常に周囲の安全に気を配る必要があり、責任感の求められる仕事です。また、洗車後の拭き上げ作業は、お客様が気持ちよく車に乗れるように、細部まで気を配りながら丁寧に行いました。一日中立ちっぱなしでの作業は体力的に大変だったようですが、体験を終えた利用者さんからは、「立ち仕事で疲れましたが、普段お客さんとして利用しているだけでは知ることのできない店舗の裏側の業務を知ることができて、とても貴重な経験になりました」という充実感に満ちた感想をいただきました。仕事の大変さと同時に、サービス業の面白さやお客様に喜んでいただくことの喜びを感じられた素晴らしい体験となりました。

体験から得られるものと今後のステップ

事業所内での訓練では、パソコンスキルやビジネスマナーなど、就職に必要な基礎的な力を着実に身につけることができます。しかし、実際の職場には、その場でしか感じられない空気感や、人との関わり、予期せぬ出来事への対応など、机上では学びきれない要素がたくさんあります。今回の就労体験会のように、実際に職場へ足を運び、仕事を体験することは、自分の得意なことや苦手なこと、体力的な課題、そして何より「この仕事は自分に合っているかもしれない」という新たな発見に繋がります。体験を通して得られた成功体験や課題は、今後の職業選択における重要な指針となります。私たちは、これからもこうした貴重な機会を積極的に活用し、利用者さん一人ひとりが自分らしい働き方を見つけ、自信を持って社会へ羽ばたいていけるよう、全力でサポートしてまいります。ご興味のある方は、ぜひスタッフまでお気軽にお声がけください。