カタカナ禁止ゲームでコミュ力アップ

楽しみながらスキルアップ!社会生活スキルプログラムのご紹介
こんにちは。チャレンジドジャパン仙台長町センターです。
日々の訓練も大切ですが、仕事後の時間や休日をどのように過ごすか、いわゆる「余暇」の過ごし方も、心身の健康を保ち、充実した社会生活を送る上で非常に重要な要素です。自分の好きなことやリフレッシュできることを見つけることは、ストレスの軽減や生活リズムの安定にも繋がります。
今回は、仙台長町センターで実施している「社会生活スキル」のプログラムの中から、楽しみながらコミュニケーション能力などを高めることを目的とした活動についてご紹介します。
カタカナ禁止?!頭をフル回転させるカードゲーム「カタカナーシ」
先日、社会生活スキルプログラムの一環として、余暇スキルを養うために「カタカナーシ」というカードゲームを行いました。
このゲームのルールはとてもシンプルです。出題者はカードを一枚引き、そこに書かれているカタカナのお題を、カタカナを一切使わずに説明します。他の参加者は、その説明を聞いてお題が何かを当てる、というものです。説明者は一題ずつ交代していきます。
例えば、お題が「パソコン」だったとしましょう。あなたなら、どのように説明しますか?
「四角い画面と、文字を打つ盤がセットになった電子機器で…」「仕事で書類を作ったり、調べ物をしたりする時に使うもので…」といった具合に、持っている知識や言葉を総動員して表現する必要があります。
実際にプログラムが始まると、参加者の皆さんは「うーん、これは何て言えばいいんだろう…」と頭を抱えたり、一生懸命ジェスチャーを交えたりしながら、お題を伝えようと四苦八苦されていました。普段、私たちは「コンビニ」「ストレス」「コミュニケーション」など、非常に多くのカタカナ語を無意識に使っています。その言葉が使えないとなると、途端に表現の難易度が上がります。
しかし、その難しさこそが、このゲームの面白さでもあります。苦労して捻り出した説明が相手に伝わり、「わかった!〇〇でしょう!」と正解が出た瞬間には、説明者も回答者も一体となって「おおー!」と歓声が上がりました。皆さんが非常に楽しんで参加されている様子が印象的でした。
ゲームから得られる「伝える力」と「受け取る力」
この「カタカナーシ」というゲームは、ただ楽しいだけではありません。就職し、職場で働く上で非常に重要となるスキルを自然と養うことができます。
まず、「相手に分かりやすく伝える力」です。自分の頭の中にあるイメージを、相手が理解できる言葉を選んで説明するプロセスは、職場での報告・連絡・相談の場面で大いに役立ちます。専門用語を避け、誰にでも分かるように説明する力は、円滑な業務遂行に不可欠です。
次に、「相手の意図を汲み取る力」です。回答者は、断片的な情報から「この人は何を伝えたいのだろう?」と考えを巡らせます。この力は、上司や同僚からの指示を正確に理解したり、相手の言葉の裏にある背景を読み取ったりする際に重要となります。
さらに、言葉を言い換えることで「語彙力・表現力」が豊かになり、固定観念にとらわれずに考える「柔軟な思考力」も鍛えられます。そして何より、チームで一つの目標に向かうことで、「協調性」や「コミュニケーションを楽しむ姿勢」を身につけることができます。
仙台長町センターで一緒にスキルアップを目指しませんか
チャレンジドジャパン仙台長町センターでは、今回ご紹介した「カタカナーシ」のように、楽しみながら自然と社会性やコミュニケーションスキルを身につけられるプログラムを多数ご用意しています。
「余暇の過ごし方がわからない」「人とのコミュニケーションに苦手意識がある」「楽しみながら就職に向けた準備をしたい」とお考えの方は、ぜひ一度、仙台長町センターのプログラムを体験してみませんか。
見学や体験は随時受け付けておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。