不安解消!就労移行支援利用までの4ステップ

就労移行支援の利用を考えているあなたへ
利用開始までの流れを解説
こんにちは。チャレンジドジャパン盛岡センターです。
「就職に向けて一歩踏み出したい」「自分に合った仕事を見つけたい」と考え、就労移行支援に興味をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、初めて福祉サービスを利用される方にとっては、「何から始めればいいの?」「手続きが難しそう」といった、分からないことや不安なことが沢山あると思います。
そこで今回は、就労移行支援の利用を検討し始めてから、実際に利用を開始するまでの具体的な流れについて、詳しくご説明します。この記事を読んでいただくことで、少しでも安心して次の一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
まずは事業所を知ることから始めましょう
就労移行支援を利用するまでの最初のステップは、事業所の見学です。インターネットやパンフレットだけでは分からない、事業所の実際の雰囲気やプログラムの内容、通っている利用者さんたちの様子、そしてスタッフの人柄などを、ご自身の目で直接確かめることがとても大切です。
「どんな訓練をするのだろう」「どんな人たちがいるのかな」といった疑問も、見学の際にスタッフに直接質問することができます。まずは「話を聞いてみたい」という軽い気持ちで大丈夫です。自分に合った場所かどうかを見極めるための、大切な第一歩とお考えください。
実際に体験して、自分に合うか確かめてみましょう
見学をして「ここの雰囲気は良さそうだな」と感じたら、次のステップとして体験利用をおすすめしています。多くの事業所では、数日間、実際のプログラムに無料で参加できる体験期間を設けています。
体験利用の目的は、その事業所が本当にご自身に合っているかどうかをじっくりと確認することです。一日だけでは分からないことも多いため、できれば複数回体験してみるのが良いでしょう。プログラムの内容が自分にとって有益か、事業所のペースについていけそうか、他の利用者さんと一緒に過ごせそうか、そして毎日無理なく通えそうかなど、様々な角度からご自身との相性を見極める貴重な時間となります。この期間を通して、利用に関する不安や疑問を解消していきましょう。
利用を決めたら、手続きを進めていきましょう
見学と体験を経て、「この事業所で頑張りたい」という気持ちが固まったら、いよいよ利用に向けた公的な手続きに進みます。ここからの流れは少し複雑に感じられるかもしれませんが、私たちスタッフがしっかりとサポートしますのでご安心ください。
まず、お住まいの市区町村の障害福祉課などの担当窓口へ相談に行き、就労移行支援サービスを利用したい旨を伝えます。そこで、サービスの利用申請を行うことで、「障害福祉サービス受給者証」が交付されます。この受給者証が、公的なサービスとして就労移行支援を利用するために必要不可欠なものとなります。
また、申請と並行して「セルフプラン(サービス等利用計画案)」を作成する必要があります。これは、ご自身がどのような目標を持ち、どのような支援を受けたいかをまとめる計画書です。作成と聞くと難しく感じてしまうかもしれませんが、これも一人で抱え込む必要はありません。私たち就労移行支援事業所のスタッフが一緒に作成をお手伝いさせていただくか、あるいは地域の相談支援事業所に依頼して作成することも可能です。ご自身の希望や想いを整理し、最適なプランを一緒に考えていきましょう。
正式な契約と利用開始へ
市区町村での手続きが完了し、無事に受給者証が手元に届いたら、いよいよ最終段階です。改めて事業所にお越しいただき、就労移行支援サービスの利用に関する正式な契約を交わします。契約内容については、一つひとつ丁寧に説明させていただきますので、少しでも疑問に思う点があれば、遠慮なくご質問ください。
契約が完了すれば、いよいよ利用開始となります。作成した計画に沿って、就職という目標に向かって、私たちスタッフと一緒にトレーニングをスタートさせていきましょう。
見学から利用開始までの間、様々な心配事や不明点が出てくるのは当然のことです。しかし、決してご自身お一人で進めていただく必要はありません。私たちスタッフが常に寄り添い、共に考え、ご本人にとって一番良い方向や方法を提案させていただきますので、どうぞ安心してご相談ください。
まずはお話だけでも聞いてみたいという方も大歓迎です。チャレンジドジャパン盛岡センターでは、随時見学・体験を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。