fbpx

チャレンジドジャパン・ニュース

News

コーポレート

企業実習で得たたくさんの学び

残暑が厳しい日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。静岡センターでは、利用者の皆さんがそれぞれの目標に向かって、日々熱心に訓練に取り組んでいます。今回は、先日行われた企業実習の様子についてご紹介いたします。

警備会社での事務補助実習

8月中に利用者の方が警備会社様のご協力のもと、事務補助業務の企業実習に参加されました。企業実習は、事業所内での訓練とは異なり、実際の職場の環境や雰囲気、仕事の流れを肌で感じることができる大変貴重な機会です。利用者の皆さんにとっては、ご自身の適性を見極めたり、働くことへの具体的なイメージを掴んだりするための重要なステップとなります。

実習で取り組んだ業務内容

実習先では、事務スタッフの一員として、多岐にわたる業務を経験させていただくことができました。主な作業内容は、社内システムへのデータ入力、各種データの集計作業、書類のファイリング、そして簡単な図面の補正作業などです。一つひとつの業務は、普段事業所で行っているパソコン訓練や事務作業訓練の延長線上にありますが、実際の企業で使われているシステムに触れ、スピード感や正確性が求められる環境で作業を行うことは、良い緊張感と刺激に繋がったようです。

スキル面だけではない、働く上での大切な学び

今回の実習で特に大きな収穫となったのは、パソコンスキルや事務処理能力といった作業面の向上だけではありませんでした。働く一人の社会人としての基本的な姿勢、いわゆるビジネスマナーの重要性を深く学ぶことができました。出勤時の「おはようございます」、指示を受けた際の「はい」、退勤時の「お疲れ様でした」といった挨拶や返事。これらは当たり前のことのように思えますが、実際の職場で、適切なタイミングで、相手に伝わるように実践することの難しさと大切さを、身をもって体験できたようです。また、職場にふさわしい服装を意識することや、周囲の状況を見て行動することも、チームの一員として円滑に業務を進める上で不可欠な要素であることを実感しました。事業所内でも日々お伝えしていることですが、企業の「生」の空気感の中で実践することで、その意味と重みを改めて理解できたことは、何よりの学びになったと思います。

実習を終えて得られた気づきと今後の目標

実習を終えた利用者の方は、いつもとは全く違う環境に身を置いたことで、新しい刺激をたくさん受け、ご自身の得意なこと、そしてこれから努力すべき課題について、多くの貴重な気づきを得られたご様子でした。この実習経験が、今後の職業選択において「自分はどのような環境で、どのように働きたいのか」を考える上での指針になると思います。私たちスタッフも、今回の実習で見えた成果と課題をしっかりとご本人と共有し、今後の支援に活かしていきたいと考えています。

チャレンジドジャパン静岡センターでは、就職活動を行う上で企業実習の提案を数多く行っております。日々の訓練の成果を確認したり、今後の目標を再確認できる貴重な機会にもなります。

就職活動にお悩みの方や、就労移行の利用について気になっている方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。