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知らないと怖い?SNSとの上手な付き合い方

こんにちは。就労移行支援事業所です。

今回は、当事業所の自立機能講座に新たに追加されたプログラム、「SNSの上手な使い方・付き合い方」について紹介します。今や私たちの生活に欠かせないツールとなったSNS。多くの方が情報収集やコミュニケーションに活用していることと思います。しかし、その一方で使い方を誤ると、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことも少なくありません。今回の記事では、この新しい講座でどのようなことを学ぶのか、その一部を簡単にご紹介させていただきます。

SNSとは?身近に潜む便利さとリスク

まず、SNSとはソーシャルネットワーキングサービスの略称です。代表的なものには、LINE、X(旧Twitter)、Instagram、Facebookなどがあり、皆さんもいずれかを利用されているのではないでしょうか。これらのサービスは、友人や家族とのコミュニケーションを円滑にし、趣味や関心事が同じ人々と繋がったり、最新の情報を手軽に入手したりと、私たちの生活を豊かにしてくれる便利なツールです。

しかし、その手軽さや匿名性の高さから、さまざまなリスクも潜んでいます。例えば、何気なく投稿した写真から自宅や職場が特定されてしまったり、安易に個人情報を発信して悪用されたりするケースがあります。また、知らない人と簡単につながれる反面、その相手が本当に信頼できる人物なのかを見極めるのは非常に困難です。投稿内容やオンラインでの対応方法を一つ間違えるだけで、誹謗中傷の的になったり、詐欺などの犯罪被害にあったりする可能性も否定できません。SNSは便利な道具ですが、その裏側には大きな危険が潜んでいることを理解し、正しい知識を持って利用することが非常に重要です。

トラブルから身を守るための3つの視点

新しく始まった講座では、SNSに潜むリスクを正しく理解し、トラブルを未然に防ぐための具体的な方法を学んでいきます。講座の中では、主に三つの視点からSNSとの付き合い方を考えていきます。

一つ目は、トラブルや被害に「あわないため」の予防策です。例えば、アカウントのプライバシー設定を定期的に見直し、自分の投稿を見ることができる範囲を信頼できる人に限定すること。また、本名や住所、電話番号といった個人情報はもちろん、自分や他人のプライバシーに関わる情報を安易に投稿しない習慣をつけることが大切です。投稿ボタンを押す前に一度立ち止まり、「この情報を公開しても本当に大丈夫だろうか」と考える癖をつけるだけでも、多くのリスクを回避できます。

二つ目は、万が一トラブルや被害に「あってしまった場合」に、その被害を最小限にするための対応策です。もし不快なコメントを受け取ったり、ネット上で嫌がらせを受けたりした場合は、冷静に対応することが求められます。相手に反論すると、かえって事態を悪化させることもあります。まずは無視やブロック機能を活用し、相手との接触を断ちましょう。悪質な場合は、証拠としてスクリーンショットを保存した上で、SNSの運営会社に報告したり、警察や専門の相談窓口に相談したりすることも重要です。一人で抱え込まず、ご家族や私たちスタッフなど、信頼できる人に相談することも忘れないでください。

三つ目は、SNSと「上手に付き合うため」の日常対策です。SNSは心身に影響を与えることもあります。他人の華やかな投稿を見て落ち込んだり、常に通知を気にして疲れてしまったりする「SNS疲れ」という言葉もあるほどです。そうならないためには、日頃からSNSとの上手な付き合い方を意識することが大切です。

心地よい距離感でSNSを活用するために

SNSとうまく付き合っていくためには、日頃から上手な「距離の取り方」を身につけることが何よりも重要です。SNSはあくまで生活を豊かにするための一つのツールであり、それに振り回されてはいけません。

例えば、スマートフォンを触る時間を決めたり、就寝前はSNSを見ないようにしたりと、自分なりのルールを作るのも良い方法です。また、不要な通知はオフにして、自分のタイミングで情報を確認するように心がけるだけでも、心の負担は大きく軽減されます。他人の投稿と自分を比較して落ち込むのではなく、自分が本当に見たい情報や、見ていて心地よいと感じるアカウントを中心にフォローするのも一つの手です。

SNSは、使い方次第で人との繋がりを深め、世界を広げてくれる素晴らしい味方になります。しかし、使い方を誤れば、心を消耗させ、時には生活を脅かす凶器にもなり得ます。

今回の講座では、具体的な事例を交えながら、皆さんが自分に合ったSNSとの付き合い方を見つけられるよう、サポートしていきます。SNSに関する悩みや不安をお持ちの方は、ぜひお気軽にスタッフまでお声がけください。私たちは、皆さんが安心して社会生活を送れるよう、これからも様々な側面から支援を続けてまいります。