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就活の前に!働く準備が整っているか確認しませんか?就活の準備は土台からが大切

こんにちは、チャレンジドジャパン仙台センターです。

ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

「そろそろ働きたいけれど、何から準備したらいいのか分からない」「就職活動がうまくいかず、自信をなくしてしまった」と感じている方はいらっしゃいませんか。

今回は、そんな皆さんの「働くための準備」を整理するヒントになる「就労準備性ピラミッド」という考え方について、ご紹介したいと思います。

就労準備性ピラミッドって何だろう?

就労準備性ピラミッドとは、「安定して働くために必要な力」を、ピラミッドの形に積み重ねて表したものです。家を建てるときに、土台から順番に組み立てていくのと同じように、働くための準備にも大切な順番がある、ということを示しています。

「働きたい」と思ったときに、すぐに就職活動を始めるのではなく、まずは“就労するための準備”が整っているかを確認することが大切です。その目安となる考え方が 「就労準備性ピラミッド」 です。

1. 健康管理

働くためには、まずは 心身の健康 が土台となります。
規則正しい生活リズムを整える、服薬を管理できる、十分な睡眠や食事を取る、体調が崩れたときに適切に対処できることが大切です。精神的に落ち着いて過ごせる環境を整えられることも、健康管理に含まれます。これは「勤怠の安定」に紐づく就労準備性でもあります。

2. 日常生活管理

毎日の生活が安定していることも大切です。
たとえば「時間を守って起きられる」「身だしなみを整える」「お金の管理ができる」といった、日常生活の基本的なことがスムーズにできる力が必要になります。生活が安定してこそ、仕事に集中できます。

3. 対人技能

仕事は一人で完結するものではありません。
挨拶や報告・連絡・相談ができること、相手の話を聞く姿勢を持つことなど、コミュニケーションの力 が欠かせません。トラブルが起きたときに落ち着いて相談できることも大切です。

4. 基本的労働習慣

社会人として「ビジネスマナー」を身に着けることで就職に向けた自信をつけることができます。
決められた時間に出勤する、休憩と業務の切り替えをする、指示を理解して行動するなど、社会人としての基本的な働き方を学んでいきます。これが安定すると、安心して仕事を任せてもらえるようになります。

5. 職業適性(職業スキル)

これらの土台の上に積み上げられるのが、自分に合った仕事に必要なスキル です。
パソコン操作や専門的な技術、業務に合わせた知識などを学びながら、自分の得意を活かせる仕事に近づいていきます。

このピラミッドで大切なのは、下の段がしっかりしているほど、上の段も安定するということです。土台がぐらぐらしていると、その上にいくら素晴らしいスキルを乗せようとしても、全体から崩れやすくなってしまうのです。

就労準備性ピラミッドは、働く力の全体像を確認できる考え方です。
ピラミッド全体の就労準備性が安定していくために、どういった工夫をすると良いのか。また、どういった周囲の配慮、サポートを受けると安定していくのか。学び、考え、実践し、全体を整えることが、安心して働き続けるための第一歩になります。

企業が見ているのは「土台」の部分

就職活動というと、どうしても資格やパソコンスキルなど、ピラミッドの一番上の部分に目が行きがちです。
しかし、実は多くの企業が採用の際に注目しているのは、ピラミッドの土台にあたる部分、「長く安定して働き続けられるかどうか」という点だったりします。

どんなに素晴らしいスキルを持っていても、遅刻や欠勤が多かったり、体調を崩しがちだったりすると、仕事を任せるのが難しくなってしまいます。
そのため、企業は「毎日きちんと出勤できるか」「自分の健康を管理できるか」といった、基本的な部分を必ずと言っていいほど確認します。

そのためには、自分が無理せず働ける範囲を知っておくことも大切になってきます。

自分が働きたいと思う求人内容にあわせた、体調や体力などの日常生活の管理や、そのための自己理解などは、見落としがちですが、働く上での信頼を築くための非常に大切な土台なのです。

チャレンジドジャパン仙台センターで「働く準備」を整えよう

私たちチャレンジドジャパン仙台センターでは、この就労準備性ピラミッドに沿って、皆さんが「働くための力」を土台から着実に積み上げていけるような支援プログラムを準備しています。

例えば、ピラミッドの土台である「生活・健康管理」を整えるために、「健康生活セミナー」で生活リズムの見直しや自立した社会生活を送っていけるようになるための方法を学びます。「社会生活スキル」では、ストレス対処法について学びます。

また毎日決まった時間に通所すること自体が、勤怠を安定させるための大切な訓練になります。通所の実績は、就職するときに企業に対して、体調が整っていることの証明にもつながります。

「対人スキル」については、「コミュニケーションセミナー」や、職場での場面を想定したロールプレイングを行う「JST(ジョブスキルトレーニング)」を通じて、円滑な人間関係を築く練習をします。

「社会性・ビジネスマナー」は、「ビジネスマナー講座」で挨拶や言葉遣い、電話応対の基本などを身につけることができます。

また、「自己理解セミナー」では、スタッフと一緒に自分の強みや課題を整理し、必要な配慮を言葉にする練習を重ねることで、「自己理解・障害理解」を深めていきます。

「職業スキル」や「個別訓練」ではパソコンスキルや事務作業、軽作業などに取り組み、スキルアップや仕事の向き不向き、強み、弱みの把握を確認します。

就職活動に必要な知識は、個別のアドバイスや対応とは別に、履歴書の書き方や面接のための知識を養う「就職準備セミナー」で学びます。

チャレンジドジャパン仙台センターでは、職場を想定した通所(模擬職場としての通所)をしていただいており、対人スキルやビジネスマナーなど、すべてのプログラム内容について、学んだ内容の実践の機会があります。日々の通所が訓練となり、日々の通所を通じてアドバイスやサポートをしております。

このように、チャレンジドジャパン仙台センターでは、ピラミッド全体を整えるための学びと実践を繰り返すことで、就労準備性を一緒に高めていく仕組みがあります

まずは一歩、踏み出してみませんか?

働くことへの不安は、一人で抱えていると大きくなってしまうものです。
チャレンジドジャパン仙台センターでは、一人ひとりのペースや目標に合わせて、スタッフがしっかりサポートします。

「自分はピラミッドのどの段階から始めればいいんだろう?」と感じた方、まずは見学や体験でセンターの雰囲気を感じてみませんか。
ご本人だけでなく、ご家族や支援機関の方からのご相談も随時受け付けております。どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

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