JSTで職場スキルUP!良好な人間関係を築こう

JSTってご存知ですか?
就職活動中の方、あるいはこれから就職を考えている方にとって、職場での人間関係は大きな関心事の一つではないでしょうか。円滑なコミュニケーションは、仕事のパフォーマンス向上だけでなく、自分自身の精神的な健康にも大きく関わります。そこで今回は、チャレンジドジャパン川崎センターで実施しているJST(Job Skills Training:職場における対人技能訓練)についてご紹介します。
JSTとは、その名の通り、職場環境で必要とされる対人スキルを身につけるための訓練です。具体的には、「自分の気持ちや考えを職場の上司や同僚にうまく伝えられるようになる」ことを目指します。職場でのコミュニケーションに不安を抱えている方、自分の気持ちをうまく伝えられずに悩んでいる方にとって、JSTは大きな助けとなるはずです。
JSTで身につく3つのスキル
JSTのカリキュラムは、大きく分けて3つの柱で構成されています。
一つ目は「職場の人間関係を形成するためのスキル」です。新しい環境にスムーズに馴染み、良好な人間関係を築くためのスキルを学びます。自己紹介の方法、相手との適切な距離感の保ち方、敬語の使い方など、基本的なことから実践的な内容まで幅広くカバーしています。
二つ目は「職場で業務を円滑に進めるためのスキル」です。報告・連絡・相談といった基本的なビジネスマナーはもちろんのこと、チームワークを効果的に発揮するためのコミュニケーションスキル、上司や同僚からの指示を正確に理解し、的確に実行するためのスキルなどを習得します。
そして三つ目は「職場の問題(ストレス)を解決し軽減するためのスキル」です。職場では、予期せぬトラブルや人間関係の摩擦が生じることもあります。JSTでは、そういった問題に適切に対処するためのスキル、ストレスを軽減するための方法を学び、メンタルヘルスを維持しながら働くための力を養います。
実際のJSTの様子をご紹介
チャレンジドジャパン川崎センターでは、ロールプレイングを中心とした実践的な訓練を通して、JSTのスキルを身につけていきます。例えば、職員が意図的に「その場にふさわしくない」言動をするロールプレイを行い、参加者はそれに対してどう対応するのが適切かを考えます。
参加者全員で「なぜふさわしくないのか」「相手の気持ちはどうか」「仕事への影響は」「どうすれば改善できるか」といった点を議論し、その後、利用者が「ふさわしい言動」でロールプレイを行います。このプロセスを通して、職場での様々な場面を想定し、適切なコミュニケーションの方法を体得していきます。
先日行われたJSTでは、Sさんが上司役、Kさんが部下役のロールプレイを行いました。Sさんは部下のKさんに業務の指示を出す際、高圧的な態度をとってしまいました。他の参加者からは「Kさんは萎縮してしまいそう」「指示の内容が伝わりにくい」「職場の雰囲気が悪くなる」といった意見が出されました。その後、Kさんが上司役、別の利用者Tさんが部下役となり、同じ場面を演じました。KさんはTさんに対して、穏やかな口調で丁寧に指示を出し、Tさんも安心して業務に取り組める様子でした。参加者全員でそれぞれのロールプレイを比較することで、より効果的に適切なコミュニケーション方法を学ぶことができました。
チャレンジドジャパン川崎センターでJSTを体験してみませんか?
チャレンジドジャパン川崎センターでは、見学や体験を随時受け付けています。JSTの内容はもちろん、センターの雰囲気や他のプログラムについても知ることができます。就職活動に不安を抱えている方、職場でのコミュニケーションスキルを向上させたい方は、ぜひ一度足を運んでみてください。皆様のお越しを心よりお待ちしております。