お子様の進路に悩まれている保護者の皆様へ
春。進級、進学、卒業…と、保護者の方にとっては我が子の人生の選択肢について悩まれる時季かと存じます。「我が子にとって安心安全な就労環境でありながら、本人なりに挑戦しつつ、モチベーションを維持できる働き方とはいったいどんなものかな?」と、そんな風に悩まれるのではないでしょうか。
一昔前まで、障害児・者の働き方は限られている社会でしたが、障害者総合支援法等の障害児・者のための法整備によって現在は、下記図のように働き方や働くためのサポートを受ける場所に広がりが出てまいりました。本日は、就労移行支援事業所を中心に、学校卒業後の障害児・者の方の働き方の選択肢についてお話しさせて頂きます。

上記図の通り、学校卒業後の働き方の進路としては大きく3つに分かれます。一つめは、企業や公的機関内等での一般就労。二つ目は、就労継続支援A型や就労継続支援B型での福祉就労。最後に、働く準備としての就労移行支援事業所や障害者職業能力開発校等による就労訓練がございます。
では、就労継続支援A型とB型、就労移行支援や障害者職業能力開発校はどのように異なるのでしょうか。下の表で確認しましょう。

上の表をざっくりまとめますと、心身の健康状態を考慮して配慮を受けながら少しお金を稼ぎたい方は福祉就労、ゆくゆく一般就労を目指してステップアップしたい方は、就労移行支援や障害者職業能力開発校…という選択肢になります。特性による症状はまだ不安定でありながらも、特性理解や配慮事項さえ明確化すれば一般就労が見込める方は、就労移行支援事業所を選択されることが多いです。
また、一度決めた進路はあとで変更もできます。例えば、一旦就労継続支援事業所B型で福祉就労された方が就労移行支援に通って企業の障害者雇用枠で就職されたり、障害者職業能力開発校で就職が残念がながら決まらなかった方が就労移行支援で訓練を再びし直す…というパターンもあります。
このように、障害のあるお子様の卒業後の進路については、いくつもの選択肢や選択の変更パターンがございますので、学校在籍中に就職が仮に決まらなかったとしてもご安心下さい。
文字情報だけ見てもイメージがわかないこともあろうかと思います。チャレンジドジャパン藤沢センターでは、いつでもご見学ご体験可能ですので、どうぞお気軽にご来訪頂き、お子様のためにどのような選択肢があるのかご確認下さい。