ハレの日

「面接」というと、みなさんは先ずどんなことを連想されるでしょうか?「緊張」という言葉が脳裏をよぎり、連鎖反応で手に汗を握る方もいらっしゃるのではないでしょうか?あるいはまた、履歴書や職務経歴書を準備したり、場合によっては面接用に靴やスーツを揃えたりしなければならないという方もいらっしゃるかもしれません。「面接」を通り抜けてこそ「採用決定」という大きな目標が達成されるわけですが、なぜか面接には「緊張」や「難儀さ」といった、毎日の平和な日常とはややかけ離れたイメージがつきまといます。
ハレの日と日常
「面接」は非日常的です。わたしたちひとりひとりが人生において必ず通過しなければならない行事であるにも拘わらず、普段は日常からかけ離れたところにあります。日本には古来より「ハレ」と「ケ」という伝統的な生活の使い分けがあるとされています。「ケ」は日常の生活を指します。それに対して「ハレ」はあらたまった特別な状態を指す言葉だそうです。今でも「ハレ着」や「ハレの日」として人口に膾炙しています。「ハレ」は特別な状態なので「ハレの日」は特別な日となります。お正月や節句、お寺や神社の行事などがあります。成長を祝う七五三や成人式も特別な日「ハレの日」です。
人が一生のうちに通過する重要な節目、例えば「誕生」「結婚」「葬儀」などが特別な日「ハレの日」であるのなら、一生に数回あるかないかの「面接」もまた「ハレ」の状況にあるといっても過言ではないはずです。
チャレンジドジャパンでの面接対策

この「ハレの日」に向けてチャレンジドジャパン山形センターでは入念に準備をします。 履歴書や職務経歴書は「就職準備セミナー」を通して作成します。当日の服装や振る舞いに関しては「ビジネスマナー」で学びます。本人の特性上職場で配慮してほしい事項は「自己を理解するためのプログラム」を通して確認していきます。そして「ハレの日」当日、「対人行動」や「JST講座」で培った面接官との対面でのやり取りで、スタッフと一緒に考えた志望動機をたどたどしくても自分の言葉と真摯な気持ちで伝えることができたら、 この「ハレの日」の先は、もう言うまでもありません。
参考:ハレ(はれ)とは? 意味や使い方 – コトバンク https://kotobank.jp/word/%E3%81%AF%E3%82%8C-605746#goog_rewarded