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CJコンサル活動報告:就労アセスメントの活用事例 -前編-

チャレンジドジャパンでは就労支援のノウハウを生かして、特別支援学校に訪問して「学校コンサルテーション」をおこなっています。

今回は、学校コンサルテーションで実施している就労アセスメントの活用事例を前編・後編に分けてご紹介したいと思います。

前編ではまず、特別支援教育では欠かせない「視覚支援」について説明いたします。

「視覚支援」とは?

視覚支援とは「情報を見える化(視覚化)して伝えること」です。

発達障害の一つであるASD(自閉症スペクトラム障害)は、言語情報の処理が苦手なため「見て理解する」特性があります。

そのためASDの人に何かを伝える際は、言葉ではなく視覚支援が有効だと言われています。

例えば、下の写真をご覧ください。

これは一日の活動予定を伝えるための視覚支援です。

活動とその順番がイラストカードで示されています。これによって今日これから何をするか?という見通しを立てやすくなり、本人の不安やストレスが軽減されます。

ちなみに各活動を終えるたびにカードは外していきます。このことで「この活動は終了した」ことが本人にも周囲にも分かります。

このほかにも、さまざまな視覚支援があります。

特別支援学校では生徒に合わせて視覚支援を活用していますが、その一方で、視覚支援がうまくいかない・うまく伝わらないというお悩みの声もうかがいます。

後編では、就労アセスメントを活用して、うまくいかなかった視覚支援をアレンジしていった事例をご紹介します。