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「いい感じの自分」を維持するには?~自己理解講座~

 皆さんこんにちは!宇都宮センターです。

 皆さんは自分自身のことをどれくらい理解していますか?調子が良いときの自分はどんな状態だと思いますか?いつも「いい感じの自分」でいられたら気持ちも晴れやかで元気に過ごせますよね!宇都宮センターでは調子が良いときの自分を振り返り、いつも「いい感じの自分」をキープできる、調子を崩しても「いい感じの自分」に戻れる方法を考えていく、自己理解・障害特性理解講座を開催しています。

「いい感じの自分」ってなに?

  この講座は全8回あり、まず自分にとっての「いいこと」を探すことから始まります。特別な「いいこと」である必要はありません。日常のちょっとした「いいこと」をたくさん探して、その時の気持ちを考えていきます。「今日は晴れていて気持ちが良かった」「通勤時の電車で座ることができてラッキーだった」「いつもよりゆっくり自分の時間をもつことができた」など、何気なく過ごしている毎日の中にある「いいこと」を良いことだと感じられる自分、いつもこうありたいと思える自分を「いい感じの自分」と言っています。

 「いい感じの自分」がイメージできたら、それに必要なアイテムや状況などを整理して、状況に応じていつでも取り出せるように「元気の道具箱」に入れていきます。「いい感じの自分」を維持するために毎日やること、時々やること、調子を崩したときにやることなどを分類していきます。また調子を崩すきっかけとなる出来事や状況を確認していき、いざそのような状況になったときでもすぐに対応できるように考えていきます。そして、日々のメンテナンスでも対処しきれない、体調に深刻な乱れが生じたときのサインを明らかにしていきます。元気な時にあらかじめ書き出しておくことで、いざ深刻な乱れのサインが現れたときに「何か手を打つべきだ」と自分自身で気づきやすくなります。

ワタシの取扱説明書をつくる

 「いい感じの自分」を維持するための方法や調子を崩すサインをまとめ、自分で理解できた総まとめとして自分の取扱説明書を作成していきます。毎日のお手入れプランや調子を崩す引き金になるもの、深刻な乱れが生じた際のサインとその対処法などを1冊にまとめておき、いつでも見返せるようにしておきます。そして、この取扱説明書は一度つくったら終わりではなく、環境の変化や新たな自身のなかでの発見などを記入していって、どんどんアップデートをしていけるものになっています。

 日常生活を送るうえで、自分を理解して体調変化に適切に対応していくことは、社会人としてとても重要なことです。自分の不調の原因を理解して周りにしっかりと伝える事ができれば、お互いに安心して仕事に取り組むことができると思います。加えて、その前段階である就職活動をしていくうえでも「自己理解」はとても大事になってきます。自分のアピールポイントを見出したり、応募企業へ配慮してほしいことを適切に伝えたりするのにとても役に立ちます。皆さんも一度「ワタシの取扱説明書」をつくってみませんか?

 チャレンジドジャパンでは、自己理解講座の他にも様々な講座を開催しております。興味を持たれた方は是非一度見学や体験にいらしてください!スタッフ一同心よりお待ちしておりますので、お気軽にお問合せください。