就職者インタビュー~障害者手帳は取得せず、専門職として仕事復帰!
今回はDさん(20代男性・障害者手帳所持なし)の通所のきっかけや新横浜センターで訓練したこと、就職活動の様子についてお話を伺います。
Dさんは障害者手帳を取得されていませんが、前職を体調不良で退職後、精神疾患を発症し入院した経験があります。
Dさんにお話を伺いました
Q.就労移行支援事業所を利用しようと思ったきっかけを教えてください。
主治医に勧められたからです。退院後、再就職に向けて活動しようとしたときに、デイケアに通うよりも就職活動において分からない点を聞けると思い、就労移行支援事業所を利用することを決めました。具体的に「〇月までに就職したい」という目標があったので、すぐに就職活動に入れた方が良いと思いました。
Q.数ある就労移行支援事業所の中で、チャレンジドジャパン新横浜センターを選んだ理由を教えてください。
複数の事業所の見学・体験に行きましたが、新横浜センターは広々とした空間でロッカーも大きく、1人1台PCの支給がある点が良かったです。他の事業所と比較し、個別トレーニングの時間を多くとれる点も、自分のペースに合っていて良いと思い、こちらに決めました。
Q.チャレンジドジャパン新横浜センターではどのような訓練をしましたか?また、その中で特に役立ったものを教えてください。
最初はPCや軽作業の訓練を一通り行い、officeソフトの基礎を学びました。就職活動が進むにつれ、専門職に関しての自己学習の時間が長くなりました。
他にも、ビジネスマナーやコミュニケーション等に関する講座を受講しました。特に「対人行動」の講座は、より良い人間関係を作っていくうえで大切なことを再確認でき、役立ちました。
Q.就職活動について教えてください。
自分の障害のことは開示せず、就職活動をしていました。自分で職場の見学・実習の申し込みをして就職活動を進めていきましたが、応募の電話の時にスタッフがアドバイスをしてくれたり、電話を見守ってくれていたので、安心感がありました。
Q.仕事を始めてから、チャレンジドジャパン新横浜センターで身につけたことで役立っていることはありますか?
専門職についての自己学習の時間を多くとれたので、しっかりと知識を身につけて就職できたことが良かったです。また、電話応対訓練をしていたことが役立ちました。電話応対への苦手意識が減り、実際に職場でも電話に出ることがあります。
Q.最後に、これから就労移行支援事業所の利用を検討している方へメッセージをお願いします。
現在仕事をしていない方は、利用料金が低額で利用しやすいと思います。(※)
「就職したい」と目標を持っている方は、積極的に就労移行支援事業所を利用してみても良いと思います。
ありがとうございました!
Dさんは通所開始当初から希望の職種や就労時期が明確に決まっていたため、就職目標日から逆算して訓練内容や就職活動の流れを決め、取り組んできました。
毎日休まず通所し、通所開始から1か月半ほどで内定を獲得しました。今後はご自身の体調をコントロールし、再発予防しながら働き続けることが課題になっていくと思います。引き続き、Dさんが職場で長くご活躍できますよう、スタッフ一同、サポートしてまいります!
(※)就労移行支援事業所の利用料金は、ご本人と配偶者の前年度の収入によって決まります。前年の1年間に働いていない方や、働いている期間はあったが途中で退職した、短時間勤務だった等、収入が少なく住民税非課税の方は、無料でご利用いただけます。詳しくはお住まいの自治体の担当窓口にご確認ください。
Dさんのように障害者手帳を所持していない方も、自立支援医療受給者証や主治医の意見書等をもって就労移行支援事業所を利用することが可能です。
「私は障害者雇用で働くことを目指していないから…」という方も、就職に向けての体力づくりや体調管理、面接練習など、ご利用いただくメリットがありますので、ぜひお気軽にお問合せください!