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チャレンジドジャパン・ニュース

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就職者インタビュー ~PCを使わない職種編~

川崎センターより、2024年6月に就職されたYさんへのインタビュー内容をお知らせします。


【年代と性別】30代 男性
【障害名と手帳等級】統合失調症 精神保健福祉手帳2級
【希望職種】パソコンを使わない業種

Q1. 就職先の業種と業務内容を教えて下さい
食品を扱う企業で、商品の計量・袋詰め。シーラー作業(熱での袋とじ)を行います。

Q2. 就職後の目標を教えて下さい
チャレンジドジャパン川崎センターで得たことを活かして、できるだけ長く働く安定して勤務を継続することです。

Q3. チャレンジドジャパンに通所を開始したきっかけを教えて下さい
勤務経験がないため、訓練によって自分に向いている仕事を見つけるために就労移行の利用を考え始めました。精神科デイケアからの紹介によりチャレンジドジャパン川崎センターを知り、数カ月の体験を経て安心できる皆さん優しい雰囲気を知って通所を決めました。

Q4. 特に力を入れて取り組んだことは何ですか?
大きく分けて2つございます。
1つ目は、極力講座は全部参加することです。多くの講座がありますが、全て自分になかったものを身に着けられるので勉強になりました。学んだ具体的な内容の一例としては、ビジネスマナー講座ではマナーや礼儀、JST(職場対人技能トレーニング)では 就職してから役に立つ意思表示の方法やコミュニケーションについて学ぶことができました。

2つ目は、軽作業の訓練に力をいれました。“パソコンを使わない職種に就きたい”と目標を立ててからは、アンケート仕分け、BB弾の袋詰め、計量などパソコンを使わない訓練をしていました。難しい作業や苦手な作業も諦めずコツコツ作業を行なった結果、その成果として就職につなげることができました。

Q5. 通所中に大変だったと感じるエピソードを教えて下さい
①朝の身支度を終えて、遅刻せずに事業所に通う。
②特性上、作業内容を正しく行えているか複数回確認してしまう。
③単純な作業に飽きてしまうこともあった。
④苦手な作業は早さが伴わず、周囲から遅れてしまうことがあった。それによって周囲と比べてしまい、落ち込むこともあった。

Q6. それをどう乗り越えましたか?(Q5の回答の番号と連動)
①家族や周囲を適度に頼ることができるようになり、協力を得られるようになった。そのため身支度の負担感が軽減した。
②自分の作業の正確性を信じ、「確認するのは3回まで」と目標を決めて取り組むようにしていた。初めのうちは納得いく回数分の確認できないことに負担を感じたが、次第に慣れてきて少ない確認の回数でも気持ちの切り替えができるようになった。
③職場見学や職場実習を通して訓練内容が就職に繋がると思えるようになり、精度を上げるためにも根気よく続けられるようになった。
④スタッフに相談し、落ち込んでも前向きに物事を考える方法を学んだ。スピードよりも正確な作業ができることが良いところと思えるようになった。

Q7. 通所前と通所後ではどのような変化がありましたか?
以前よりも日中活動することが増えました。チャレンジドジャパンは仮想職場であり、訓練は仕事だと思って捉えることでモチベーションの維持ができ、飽きることなく作業を続けられました。今でも完璧ではありませんが通所前とは比べると、障がい特性である確認行為の回数を減らすことができ、それによる負担感や疲労感が軽減させることができました。

Q8. チャレンジドジャパンを検討されている方にメッセージをお願いします。
川崎センターの皆さんは、とても親切な方が多くて居心地がよかったです。職場見学や職場実習が近くなったらスタッフが一緒に付き添ったり、サポートしてくれるので心配する必要はありません。
「自分は就職できないのでは…」と思わず、希望をもってチャレンジドジャパン川崎センターで訓練を積んでみてください

〈スタッフより…〉
Yさんは通所時からパソコンを使わない軽作業を丁寧に正確に行うことが出来ておりました。その反面、周囲と比べて落ち込んでしまったり、障がい特性である確認行為により疲労感を感じてしまうことがありました。その課題と向き合い、スタッフと話し合いながら対策や配慮事項を考えることで、就職先から「丁寧で正確な作業の質で有り難い」と評価をいただきました。
通所によって得意なことを更に伸ばし、自信を持って就職される姿が見られてスタッフ一同、心から嬉しく思います。

皆さんもチャレンジドジャパン川崎センターで訓練をして、自分と向き合い強みをみつけることで自分が輝ける就職先を見つけてみませんか?

見学・体験等、お待ちしております。
お気軽にお問い合わせください。