JST講座~職場で不調を訴える~
宇都宮センターでは、週1回機能的コミュニケーション講座(JST)を行っています。
今回のテーマは『職場で不調を訴える』です。皆さんは自身が体調が悪いことを伝える際、どのように相手に伝えますか?今回は職場でどのように自身の不調を伝えるかを皆さんと一緒に考えました。
ロールプレイ
最初は仕事中に体調不良を訴えた時のメリット、デメリットについて考えました。
体調不良を訴えた時「自分の状態を教えることが出来る」「相談できたことで安心する」「早めに対応が出来る」というメリットがある反面、伝えなかった時には「相手に迷惑をかけてしまう」「心象が悪く見られてしまう」「モヤモヤして仕事に集中出来ない」等の意見が出ました。
次にスタッフが悪いロールプレイを行いました。作業中、自分から体調不良であることを伝えず、スタッフが声をかけた際、自分の体調が悪いとだけ伝え、その場を離れてしまいました。このロールプレイを見た皆さんの感想では
・会話のキャッチボールになっていなかった。
・声が小さかった。
・勝手に出て行ってしまった。
・目線を合わせていなかった。
等の意見があがりました。
ステップアップポイント
スタッフのロールプレイを見て、どのような改善点があるのか皆さんで話し合ったところ
・自分から言いに行く。
・クッション言葉を伝えて相手の都合を聞く。
・仕事の状況を報告する。
・クッション言葉を伝えて相手の都合を聞く。
等の意見が挙がりました。
その後、ステップアップポイントをもとに再度ロールプレイを行いました。丁寧な言葉使いを意識しながら今の体調面、仕事の進捗状況について説明し、休憩や早退等自分の希望を伝えることが出来たことで、印象が大きく変わりました。
まとめ
体調管理をしっかり行っていても体調が崩れてしまうことはあります。迷惑をかけてしまうと思ってしまい言い出せないこともあると思います。今回のロールプレイのように、しっかり自分の事を伝えることで良い人間関係を築くことが出来、長く安心して働けることにも繋がります。職場以外の場面でも、お互い気持ちの良いコミュニケーションを行うことが出来ると良いですね。