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集団作業の様子を紹介！～ピッキング応用編～
皆さん、こんにちは。チャレンジドジャパン藤沢センターです。
今回は職業スキルプログラムのなかで、以前紹介した【ピッキング応用訓練】を実施したので、実際に行っていた時の様子や利用者の感想についてご紹介いたします。
職業スキルとは？
チャレンジドジャパンでは、通常の個別トレーニングや講座とは別に、月に約3回【職業スキル】という時間を設けております。職業スキルでは、普段個人で行うトレーニングを複数名の集団で一斉に取り組みます。集団での作業を行うことで、一人で行う際と集団で行う際の気持ちの変化や、作業に対しての集中力の変化など個別トレーニングでは分からなかった発見が出てくることがあります。そのため作業スキルの向上だけでなく、コミュニケーション能力の向上や集団作業の適正を確認する場としても活用することができます。
作業概要
ピッキング応用訓練ではパソコンを使用し、実際に商品を発注することを想定した作業を行います。 本来は発注業務～受注業務まで行いますが、今回は時間の都合上、受注作業のみを行いました。
当日は作業を進めるにあたり基本的なパソコンスキルが求められるため、作業を行う前に事前告知をおこない作業内容をご自身で確認いただいた上で作業に取り組んでいただきました。
今回のピッキング応用で初めて集団でのパソコン作業に取り組むといった方もいらっしゃいました。通常のトレーニングでは、ご自身が分からないところがあった場合すぐに質問が行えても、集団で作業を行うことで、周囲の様子が気になり質問までなかなか踏み出せないという方もいらっしゃいました。全員が同じような作業をする中で報連相をする、という職場に近い環境での練習の場としてもこの時間をご活用いただけたようです。他にも普段からパソコン作業を行っていて、操作に慣れている方でも新しい手順や普段とは違う雰囲気のなかで思うように作業が進められないといった方もおられました。
皆さん作業が終わると疲れたような様子もありましたが、最後まで作業をやり切った充実感を感じながらお互いに感想を話されていました。
利用者の感想
集団でピッキング応用訓練を行うのは初めてだったので、今回参加された方から何名か感想を伺いましたのでご紹介いたします。
Aさん
応用作業は初めてということもあり、いつもとは違う訓練で楽しく作業を行うことができました。普段からパソコン操作が多くなってきたので、封筒の宛名書きの際、手書きだったところが少し苦戦しました。手順書を見て作業を行うことができたことが自信になりましたので、次回以降も訓練があった際には取組んでみたいと思います。
Bさん
作業自体は難しいと感じなかったのですが、自分で判断することがいつもの訓練より多く感じました。どこに保存すべきか、どの形式で保存すべきかなどといったところで相談の声をかけるべきか、自己判断でよいのかを自分の中で迷いました。普段とは違う声かけの内容になりますので、通常トレーニングの中で受講しているビジネスマナーやJST講座の中で学んだコミュニケーションの部分などを実践するよい機会になりました。パソコン操作の観点からも、普段の訓練で習得した技術の復習になりました。
Cさん
今回は初めて行う作業に加え、集団でのパソコン訓練ということで挑戦する気持ちで参加しました。コミュニケーションの面、パソコン操作の面など今まで個別トレーニングや講座の中で学んだことを実践する総合的な訓練に感じました。指示書も予め見たうえで参加しましたが、指示書にのっていない内容の指示などを一斉に指示された中で分からない部分などもあり、少し苦戦しました。難しいところもありましたが、また次回同じ訓練があった場合は今回のことを活かして取り組みたいと思います。