転ばぬ先の「元気の道具箱」作ろう!

毎日を元気に過ごしたいと思っていても、時には気分が落ち込んでしまったり、漠然とした不安な気持ちに襲われたりすることがあります。これは、普段どんなに明るく活動的な方であっても、誰にでも起こりうることです。大切なのは、そんな時に自分の心をどうケアしてあげるか、ということです。気分が落ち込んでいる最中に「どうすれば元気になれるだろう?」と考えるのは、なかなか難しいものです。だからこそ、心が元気なうちに、あらかじめ準備をしておくことがとても重要になります。
あなただけの「元気の道具箱」
私たちは、気持ちを上向きにするための方法を「元気の道具」と呼んでいます。そして、その道具を集めていつでも取り出せるように準備しておくことを「元気の道具箱作り」と位置づけています。例えば、「これをすると元気が出る」「これをすると気分が楽しくなる」「これをすると気持ちが落ち着く」といった、あなただけの心の処方箋をリストアップしておくのです。自分自身が「いい感じ」でいられるための道具をたくさん集めておけば、いざ心が疲れてしまった時にも慌てず、適切に対処することができます。それは、転ばぬ先の杖として、あなたの毎日を力強く支えてくれるはずです。
チャレンジドジャパンのプログラムでは、利用者さんに実際にこの「元気の道具箱」に何を入れたいかを書き出していただく機会を設けています。皆さんに考えてもらうと、本当に多種多様な「道具」が集まります。例えば、夢中になれるゲームをすることで嫌なことを一時的に忘れる、という方。天気の良い日に外の空気を吸いながら散歩をすると心が晴れる、という方。気心の知れた友達と美味しいご飯を食べながらおしゃべりする時間を大切にしている方。また、とにかく何も考えずにぐっすり眠る、大好きなご飯を心ゆくまで味わう、お気に入りの音楽を聴いたり動画を観たりして自分の世界に浸る、といった意見もありました。これらはほんの一例であり、大切なのは、それが他の誰かにとって良いものではなく、あなた自身にとって心地よく、元気をくれるものである、ということです。
就職後の生活を支える大切なツールとして
この「元気の道具箱」は、特に就職後の新しい生活において、非常に大きな力を発揮します。就職は大きな喜びであると同時に、新しい職場環境、新しい仕事内容、新しい人間関係など、今までに経験したことのない悩みや不安、そして心身の疲れを感じる場面も増えてきます。そんな時、自分なりのストレス解消法、つまり「元気の道具箱」を持っているかどうかで、その後の状況は大きく変わってきます。
仕事でミスをして落ち込んだ時に、道具箱から「好きな音楽を聴く」という道具を取り出して気持ちを切り替えたり、溜まった疲れを感じた週末に「しっかり寝る」という道具を使って心と体を回復させたりすることができます。こうしたセルフケアを意識的に行うことで、ストレスを一人で抱え込んでしまうことを防ぎ、安定して働き続けるための土台を築くことができるのです。また、自分の機嫌を自分で上手に取れるようになると、意図せず周囲に嫌な気持ちを抱かせたり、過度に心配をかけたりすることも少なくなります。これは、職場での良好な人間関係を維持していく上でも、とても大切なスキルと言えるでしょう。
一緒にあなたの「道具箱」を見つけませんか?
チャレンジドジャパンでは、こうした「元気の道具箱」作りを、利用者さん一人ひとりと一緒に考え、整理していくサポートをしています。「自分にとっての元気の源は何だろう?」と一人で考えるのは、意外と難しいものです。私たちは、スタッフとの面談やプログラムを通じて、あなたの好きなこと、得意なこと、心地よいと感じる瞬間などを丁寧に見つけ出し、あなただけの「元気の道具箱」を一緒に作っていきます。そして、それを実際の生活の中でどのように活用していくか、実践のサポートも行います。もしご興味を持たれた方は、ぜひお気軽に見学・ご相談にお越しください。お問い合わせを心よりお待ちしております。