訓練の成果を競うスキル大会!白熱のスキル大会レポート
Recently updated on 12月 26th, 2025 at 03:23 pm

訓練スキル大会「チャレンジドジャパンカップ」を開催しました!
こんにちは。就労移行支援事業所チャレンジドジャパンです。
今年も残すところあとわずかとなり、冬の寒さが身に染みる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、私達の事業所では、毎年12月22日のチャレンジドジャパン創立記念日に合わせ、全センター合同の一大イベント「チャレンジドジャパンカップ」を開催しています。今年もセンター内は熱気に包まれ、一年を締めくくるにふさわしい、大変盛り上がる一日となりました。今回はそのイベントの様子を皆様にご紹介したいと思います。
チャレンジドジャパンカップは、日々の訓練で培ったスキルを活かし、利用者さんと職員が一体となって作業の正確性やスピードを競い合う大会です。単に順位を競うだけではなく、全員が同じ目標に向かって真剣に取り組むことで、一体感を高め、普段の訓練の成果を試す絶好の機会となっています。自分の成長を客観的な記録で確認できるため、多くの方が毎年この日を心待ちにしています。就職という大きな目標に向かう中で、こうした具体的な目標設定と達成感の積み重ねが、大きな自信へと繋がっていきます。
日々の訓練が試される競技種目
今年のチャレンジドジャパンカップでは、日々の訓練内容に直結した四つの種目が用意されました。参加する皆さんは、この中から自分が挑戦したい種目を一つ選び、大会に臨みます。
種目は「タイピング」「ボールペン分解・組立」「数値チェック」「アンケート仕分け」の四つです。
「タイピング」は、事務職を目指す上で欠かせない基本的なPCスキルです。正確かつスピーディーな入力を目指し、皆さん画面に集中してキーボードを打つ音が室内に響き渡りました。
「ボールペン分解・組立」は、手先の巧緻性や集中力、決められた手順を正確に守る力が問われる軽作業系の種目です。普段の訓練から、いかに効率よく、かつ丁寧に作業を進めるかを考え、黙々とパーツを扱う姿はまさに職人のようでした。
「数値チェック」は、伝票やデータの数字が合っているかを確認する、経理やデータ入力業務で必須のスキルを競う種目です。小さな間違いも見逃さないという強い集中力と正確性が求められ、会場は静かな緊張感に包まれました。
「アンケート仕分け」は、様々な条件が書かれたアンケート用紙を、ルールに従って素早く分類していく種目です。判断力と整理能力が試され、事務補助業務を想定した実践的な内容となっています。
大会が近づくにつれて、皆さん自主的に練習に励み、「前回よりもタイムを縮めたい」「満点を目指す」といった個々の目標を掲げていました。どうすればもっと効率的にできるか、ミスを減らせるかを考え、それぞれが工夫を凝らして本番に備える姿は、私たち職員にとっても大きな刺激となりました。
成長を実感する一日
この大会の面白いところは、上位入賞者だけに景品が贈られるのではないという点です。もちろん上位の方々には盛大な拍手と共に豪華な景品が贈られますが、それ以外にも、10位や20位といったキリの良い順位の「キリ番賞」や、11位、22位などの「ぞろ目賞」も用意されています。そのため、参加者全員が最後まで自分の順位に期待しながら、ドキドキワクワクの結果発表を楽しむことができます。
しかし、このイベントで得られる最も大きなものは、景品そのものではなく、自分自身の「成長を実感できる」という経験です。大会の記録を通じて、「去年の自分よりもタイピングの速度が上がった」「訓練を始めた頃は苦手だった作業で、こんなに良い成績が取れた」といった具体的な成果を目の当たりにすることができます。その達成感が新たな自信を生み、今後の訓練へのモチベーションをさらに高めてくれます。また、他の利用者さんの頑張りを知ることで、「次は自分もあの種目に挑戦してみよう」という新しい目標が見つかることもあります。
チャレンジドジャパンカップは、日々の地道な訓練が、目に見える形で成果として実を結ぶことを再確認できる貴重な機会です。この経験を糧に、利用者さん一人ひとりが自信を持って次のステップへ進めるよう、私たち職員も全力でサポートしてまいります。
私たちの事業所では、このようなイベントも行いながら、一人ひとりの目標に合わせた訓練を提供しています。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度、見学・体験にお越しください。お待ちしております。