見つけよう！日常に隠れた幸せ・いいこと探しで心を元気に🌞

いいこと探しの達人になろう！

毎日なんだか同じことの繰り返しに感じたり、気分が落ち込んでしまったりすることはありませんか。忙しい日々の中ではどうしても物事の悪い側面や、自分に足りない部分にばかり目が行きがちになるものです。そんなときにおすすめしたいのが「いいこと探し」という習慣です。これは日々の生活の中に隠れている、ささやかな「いいこと」を意識的に見つけていく心のトレーニングです。今回はこの「いいこと探し」がもたらす素晴らしい効果と、私たちの事業所で行っている取り組みについてご紹介します。

『いいこと』は特別なことである必要はありません

「いいこと」と聞くと、何か大きな成功体験や特別なイベントを想像してしまうかもしれません。しかし、私たちが提案する「いいこと探し」で見つける「いいこと」はもっと身近で、日常のふとした瞬間に心が和んだちょっとした出来事でよいのです。

例えば「朝起きたら空がとても綺麗だった」「道端に咲いている花が可愛らしかった」「コンビニの店員さんの挨拶が気持ちよかった」「たまたま乗った電車が空いていて座れた」「お昼に食べたお弁当が美味しかった」といったことです。誰かに自慢するような出来事でなくても、自分自身が「ちょっと嬉しいな」「なんだか心が温かくなるな」と感じたことであればそれは立派な「いいこと」なのです。

初めはなかなか見つけられないかもしれませんが、意識して探す練習をすることで日常にはたくさんの「いいこと」が溢れていることに気づけるようになります。大切なのは完璧な一日を求めるのではなく、ほんの少しでもポジティブな側面に光を当てる習慣をつけることです。

『いいこと探し』が心にもたらすポジティブな変化

この「いいこと探し」を習慣にすると、心にたくさんの良い変化が訪れます。まず、心の健康が保たれやすくなります。私たちの脳は、もともと危険を回避するためにネガティブな情報に注意が向きやすい性質があると言われています。だからこそ意識的に「いいこと」を探す訓練をすることで、偏りがちな心のバランスを取り戻し精神的な安定につながるのです。

次に自己肯定感が高まります。「今日も一つ、いいことを見つけられた」という小さな成功体験が積み重なることで、それが自信となり「自分は幸せを感じられる人間だ」という感覚が育まれていきます。他人と比較するのではなく、自分自身の感覚で幸せを見つけられるようになるとありのままの自分を肯定する力も自然と養われます。

また、ストレスが軽減されるという効果も期待できます。嬉しいことや楽しいことを感じると、私たちの脳内では幸福感をもたらす物質が分泌されストレスが和らぐと言われています。「いいこと探し」はいつでもどこでも、自分自身でできる手軽なストレスケアの方法なのです。そして何よりポジティブな気持ちでいられる時間が増えます。物事の良い側面に目を向ける癖がつくことで、考え方が前向きに変わり困難な状況に直面したときでもその中にある希望や解決策を見つけ出す力が養われていくでしょう。

自己理解セミナーで一緒に『いいこと探し』を始めませんか？

「そうは言っても一人で続けるのは難しそう」「どんなことが『いいこと』なのかやっぱりよく分からない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。確かに新しい習慣を一人で身につけるのは簡単なことではありません。

そこで私たちの事業所では自己理解を深めるためのセミナーの一環として、この「いいこと探し」をテーマにしたプログラムを実施しています。このセミナーでは、スタッフや他の利用者さんと一緒に日々の生活の中で見つけた「いいこと」を安心して共有する時間があります。

他の人の発表を聞くことで「ああ、そんな視点があったのか！」「そんなささいなことも『いいこと』として捉えていいんだ」という新しい発見があり、自分の視野がぐっと広がります。一人では気づけなかった「いいこと」に気づくきっかけにもなりますし、他の人のポジティブな体験を聞くこと自体が自分の心を温かくしてくれます。安心できる環境でみんなで一緒にポジティブな側面に目を向ける練習をすることで、一人で取り組むよりもずっと楽しく効果的に「いいこと探し」を習慣化していくことができます。

心を健康に保ち自分に自信を持つことは就職活動を進める上でも、そして就職後に働き続ける上でも非常に大切な土台となります。私たちは「いいこと探しの達人」になるためのトレーニングを通して皆さんが自分らしい一歩を踏み出すお手伝いをしたいと考えています。

このブログを読んで少しでも興味を持たれた方は、ぜひ一度事業所の雰囲気を見に来ていただけると嬉しいです。見学・体験は随時受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ちしております🙇‍♀️