自分の気持ちを上手に伝えるために
こんにちは。チャレンジドジャパン郡山センターです。
世の中はゴールデンウイーク一色。普段会うことが少ない方と会う機会が増える時期でもあります。皆さんは普段他者とお話しする際自分の気持ちを上手に伝えることはできていますか?感情的に気持ちを強く伝えすぎてしまい後々後悔した経験がある方もいるのではないでしょうか。今回は自分の気持ちを上手に伝える方法について説明していきます。

考えや感情を伝える自己表現のコツ:「みかんていいな」
自分の考えや感情を相手に伝える際には4つのステップに分けて考え、順番に伝えると効果的です。4つのステップで伝える事柄の頭文字をとって「みかんていいな」と呼びます。
①「み」:「~の状況で、」見たこと=客観的な事柄や状況、具体的な事実。「客観的」「具体的」なのがポイント。
②「かん」:「私は~と感じているので、」考えや感情=感情的にならずに(相手の言動に対する)自分の考えや気持ちを尊重することがポイント。
③「てい」:「~してほしいです」提案=具体的な提案や望むことを丁寧に伝えることがポイント。
④「いな」:「もしくは~どうですか?」 可否(選択肢や代替案)=提案が却下された場合に備え、選択肢や代替案を自分の主張のみにならないよう柔軟に伝えることがポイント。
事例に当てはめて考えてみよう
事例:「急ぎの仕事を頼みたいんだ。明日の14時までに仕上げてもらいたい」と先輩に頼まれました。しかし、あなたは今たくさんの仕事をかかえていて、それらをすぐにでも終わらせなければなりません。
このような時、無理やり引き受けてしまうとストレスになりますし、自分がやらなければいけないほかの仕事に遅れがでるかもしれません。また、断る場合でも伝え方によっては先輩との間でトラブルになってしまう可能性もあります。「みかんていいな」に当てはめた対応を行うことで相手も自分も大事にしたコミュニケーションをとることができます。




「みかんていいな」を実践すると、さまざまな場面で自己表現をスムーズに行うことができるようになります。自分の意見をしっかり主張しつつも、相手の意見を聞いて歩み寄り、お互いが納得できる合意点を探すことが、よりよい人間関係をはぐくむために必要です。
郡山センターではコミュニケーションや日常生活に関する様々な講座を実施しています。見学・体験はいつでもできますので興味がある方はいつでもご連絡いただければ幸いです。