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結婚式で避けるべき忌み言葉とは結婚式での言葉遣い、大丈夫?

こんにちは。就労移行支援事業所仙台中央センターです。

社会人になると、同僚や上司、取引先の方など、職場での関わりを通して人間関係が大きく広がります。それに伴い、同僚の結婚式に招待されたり、お祝いの席に参加したりと、フォーマルな場に出席する機会も増えてくるでしょう。そうした場面で求められるのが、社会人としてのマナーです。

今回は、人生の節目における大切な儀式である「冠婚葬祭」のマナーについてお話しします。冠婚葬祭とは、元服、婚礼、葬儀、祖先の祭礼といった、人生の重要な節目に行われる慶弔の儀式全般を指す言葉です。その中でも、結婚式のようなおめでたい行事、いわゆる「慶事」の際に、特に気をつけたい言葉遣いについてご紹介します。

忌み言葉とは?

結婚式のようなお祝いの場で、その場の雰囲気にそぐわない、不幸や不吉なことを連想させてしまう言葉を「忌み言葉(いみことば)」と呼びます。普段の会話では何気なく使っている言葉でも、おめでたい席では避けるべきとされるものが意外と多くあります。

本人に悪気はなくても、知らず知らずのうちに忌み言葉を使ってしまうと、主役である新郎新婦やそのご家族を不快な気持ちにさせてしまったり、せっかくのお祝いムードに水を差してしまったりする可能性があります。社会人としてのコミュニケーションは、相手への配慮が基本です。忌み言葉のようなマナーを知っておくことは、職場やプライベートでの円滑な人間関係を築く上で、非常に大切なスキルの一つと言えるでしょう。

結婚式で避けたい言葉の具体例

では、具体的にどのような言葉が結婚式における忌み言葉にあたるのでしょうか。スピーチや祝電はもちろん、列席者同士の会話の中でも使わないように気をつけたい言葉をいくつかご紹介します。

まず、新郎新婦の別れや結婚生活の短さを連想させる言葉です。代表的なものに、「別れる」、「冷める」、「離れる」、「終わる」といった直接的な表現があります。その他にも、「切れる」「壊れる」「去る」「戻る」などの言葉も、二人の関係が終わってしまうことを暗示するため、使用は控えるべきです。新しい門出を祝う場で、未来に影を落とすような言葉は最も避けるべきでしょう。ちなみに、披露宴の最後に司会者が「本日の披露宴はこれにてお開きとさせていただきます」と言うのも、「終わる」という言葉を避けるための配慮です。

次に、再婚を連想させる「重ね言葉」も避けるのがマナーとされています。重ね言葉とは、「重ね重ね」、「たびたび」、「またまた」のように、同じ意味の言葉を繰り返す表現のことです。結婚は一度きりであってほしいという願いから、物事が繰り返されることを意味する言葉は縁起が悪いと考えられています。お祝いの気持ちを伝える際に、感謝のあまり「重ね重ねお祝い申し上げます」と言ってしまいがちですが、この場合は「心よりお祝い申し上げます」や「誠におめでとうございます」といった表現に言い換えるのが適切です。

そして、言うまでもないことかもしれませんが、ネガティブな言葉全般もお祝いの場にはふさわしくありません。「嫌い」、「つらい」、「苦しい」といった言葉は、たとえ話の文脈であったとしても、聞く人を暗い気持ちにさせたり、不吉な印象を与えたりします。祝福の気持ちを伝える場では、終始、明るく前向きな言葉を選ぶことを心がけましょう。

マナーを学ぶことの大切さ

今回は、結婚式における忌み言葉についてご紹介しました。たくさんのルールがあって少し難しく感じたかもしれませんが、すべてのマナーの根底にあるのは「お祝いする相手を心から思いやる気持ち」です。なぜこの言葉が避けられるのか、その理由を理解すれば、自然と適切な言葉選びができるようになるはずです。

せっかくの「おめでとう」という祝福の気持ちが、言葉遣い一つで誤解されたり、相手を傷つけたりしてはとても残念です。マナーを学ぶことは、自分の気持ちを正しく、そして相手に心地よく伝えるための大切な技術でもあります。

私たちの就労移行支援事業所では、就職に必要な専門スキルだけでなく、就職後に職場で円滑な人間関係を築いていくために求められる、こうした社会人としての一般常識やコミュニケーションスキルについても学ぶ機会を提供しています。ビジネスマナーに自信がない、人付き合いで不安なことがあるという方も、ぜひ一度ご相談ください。スタッフが一人ひとりの課題に寄り添い、安心して社会で活躍できるようサポートいたします。