相模原市緑区・橋本の就労移行支援 通所から就職を叶えるまでの「期間」とそれぞれのストーリー
Recently updated on 6月 16th, 2026 at 02:50 pm

こんにちは。相模原市緑区・橋本の就労移行支援事業所のチャレンジドジャパン橋本センターです。
私たちが運営するセンターでは、日々多くの通所者の方が「自分らしく働く未来」を目指して訓練に励んでいます。
これから就労移行支援や障害福祉サービスの利用を検討されている方、あるいはそのご家族の方から、特によくいただくご質問の一つに次のようなものがあります。 「通所を開始してから、実際に就職が決まるまでにどれくらいの期間がかかりますか?」
新しい一歩を踏み出すにあたり、「自分はどれくらい通えばいいのだろう」「早く働かなければいけないのではないか」と不安や焦りを感じるのは当然のことです。
今回は、当センターの最新のレポートデータを振り返りながら、実際に夢を叶えて就職していかれた方の実例を交え、就職までの「期間」とそのステップについて詳しくお話しします。

■ データから見る「就職までの期間」のリアル
結論から申し上げますと、就職までの期間は一人ひとり全く異なります。数ヶ月という短い期間でスピード就職を決める方もいれば、制度で認められている2年(24ヶ月)の利用期間をフルに活用し、じっくりと土台を固めてから社会へ羽ばたく方もいらっしゃいます。
なぜこれほど差があるのでしょうか。それは、通所を開始された時点での「スタートライン」が皆さん一様ではないからです。
- これまで一度も就労経験がない方
- 長年の勤務経験があるものの、体調を崩してブランクがある方
- 毎日外出すること自体が、まだ少し難しい方
- すでに一定のスキルがあり、就職活動のコツさえ掴めれば動ける方
このように、体調の波、これまでの職歴、目指す職種、必要な配慮の度合いなど、さまざまな要素が絡み合うため、「○ヶ月通えば絶対に就職できる」という一律の正解はありません。大切なのは、期間の長短ではなく、「長く、安定して働き続けられる状態をいかに作るか」という点にあります。
■ 実例:15ヶ月(約1年3ヶ月)で就職を掴み取ったAさんのストーリー
当センターの直近のレポートを振り返ると、それぞれのペースで着実に成果が出ていることがわかります。ここでは、先日見事に企業への就職が決定したAさんのケースを一つのモデルケースとしてご紹介します。
Aさんは、体調面や生活リズムに課題を抱えており、まずは「毎日安定して通うこと」を目標に当センターへの通所を開始されました。
通所開始から、実際に新しい企業での雇用が開始されるまでの期間は「15ヶ月(約1年3ヶ月)」でした。
15ヶ月と聞くと、「少し長いな」「そんなに時間がかかるのか」と感じる方もいるかもしれません。しかし、振り返ってみると、この15ヶ月という期間は、Aさんが社会で末永く活躍するために「絶対に必要な準備期間」だったのです。Aさんがどのようにステップを上っていったのか、そのプロセスを時期ごとに詳しく見ていきましょう。
【第1ステップ:最初の3〜6ヶ月】「土台作り」と生活リズムの安定
最初の数ヶ月、Aさんが取り組んだのは、専門的な資格勉強でも就職活動でもありません。「毎日決まった時間に起きて、センターに遅刻せず通うこと」、つまり生活リズムの構築です。 ブランクがある方にとって、毎日外に出て決まった場所で過ごすだけでも、最初は大きなエネルギーを消費します。Aさんも最初は週に数日からスタートし、スタッフと相談しながら徐々に通所日数を増やしていきました。 この時期に、スタッフと一緒に「どんな時に体調を崩しやすいか」「疲れが溜まった時のサインは何か」といった自己管理(セルフケア)の方法を学んだことが、その後の大きな支障をなくす土台となりました。
【第2ステップ:中盤の6ヶ月】「スキルの習得」と自己理解の深まり
生活リズムが安定し、毎日通える体力がついてきたところで、本格的な訓練に移行しました。Aさんはパソコンの基本操作(WordやExcel)や、ビジネスマナー、電話応対などの事務トレーニングに励みました。 しかし、ここで最も価値があったのはスキルの習得だけではありません。グループワークなどを通じて、「自分の得意なこと・苦手なこと」を明確にする(自己理解)作業を行ったことです。 「指示が曖昧だと不安になるけれど、マニュアルがあれば正確に作業できる」「マルチタスクは苦手だけれど、一つの作業に集中すると高い成果を出せる」といった、自分の特徴を言葉にできるようになりました。これは、企業に「必要な配慮」を伝える上で非常に重要なステップです。
【第3ステップ:終盤の3ヶ月】「実践」と本格的な就職活動
最後の3ヶ月は、いよいよ実践編です。センター内での模擬面接や履歴書の添削を進めると同時に、実際の企業での「インターンシップ(職場体験)」に挑戦しました。 実際の職場で働くことで、「これなら自分にもできそうだ」という具体的な自信が生まれました。企業側も、Aさんが真面目に、かつ自身の特性を理解して働く姿を見て、安心して採用を決めることができました。 結果として、通所開始から15ヶ月目に、見事な内定・雇用開始を勝ち取ることができたのです。

■ 「焦り」は禁物。急がば回れが成功の秘訣
Aさんのように段階を踏んで一歩ずつ進んできたからこそ、企業からも「安心して長く働いてもらえる人材」として高い評価を得ることができました。
もし、生活リズムが不安定なまま、焦って3ヶ月や4ヶ月で就職を決めていたらどうなっていたでしょうか。おそらく、働き始めてから体調を崩してしまい、早期離職につながっていた可能性が少なくありません。
就労支援において、私たちは「就職すること」をゴールとは考えていません。私たちの本当のゴールは、「就職した後に、その職場で何年も生き生きと働き続けられること」です。そのためには、急がば回れで、必要な期間をかけてしっかりと土台を作ることこそが、結果として一番の近道になります。
■ あなただけのペースに、私たちが伴走します
就職活動を進める中で、周りの通所者の方が先に就職が決まったりすると、どうしても「自分は遅れているのではないか」と焦ってしまう瞬間があるかもしれません。
しかし、他人のペースと比較して落ち込む必要はまったくありません。マラソンと同じで、大切なのは自分の歩幅で、自分のゴールを目指すことです。10人いれば、10通りの就職までのストーリーがあります。
当センターでは、経験豊富なスタッフが一人ひとりの体調、特性、そして将来の目標に徹底的に寄り添い、完全個別のカリキュラムを作成してサポートしています。スタッフはあなたの強みを見つけ、課題を一緒に解決していくパートナーです。
- 「長いブランクがあって、働く自信が持てない」
- 「自分がどんな仕事に向いているのかわからない」
- 「まずは週に1日、短時間から外に出る練習をしたい」
そんな不安を抱えている方も、まずは一歩を小さく踏み出してみませんか? 当センターでは、随時、見学や無料の体験通所を受け付けております。焦る必要はありません。まずはあなたの現状のお悩みをじっくりお聞かせください。
皆様からの温かいお問い合わせを、スタッフ一同、心よりお待ちしております。




