相模原市緑区・橋本の就労移行支援 自分を守るセルフケア術 長く働く秘訣はセルフケアにあり

障害を持ちながら企業で安定して働き続けるために、欠かせないのが「セルフケア(自己管理能力)」の習得です。就職活動を成功させることはもちろん大切ですが、本当に重要なのは、就職後に自分らしく、そして長く安心して働き続けることです。そのためには、自分自身の心と体の声に耳を傾け、適切に対処するスキルが不可欠となります。チャレンジドジャパンでは、日々の通所や具体的な講座を通じて、自分自身の心と体の調子を整える訓練を行っています。今回は、私たちが提供している実際の訓練メニューを交えながら、セルフケア習得へのステップを具体的に解説します。

日々の「朝礼・モーニングストレッチ」で心身をほぐす
チャレンジドジャパンでの一日は、毎朝の朝礼から始まります。これは単なる予定の確認ではありません。メンバー全員で顔を合わせ、その日のスケジュールや連絡事項を共有することで、見通しを持って安心して一日をスタートできるという大切な役割があります。社会生活のリズムを作る第一歩としても、朝の決まった時間に集うことは非常に効果的です。そして朝礼の後、最初に行うのが「モーニングストレッチ」です。長時間のデスクワークや訓練に集中していると、体は知らず知らずのうちに緊張し、硬くなってしまいます。そこで、簡単なストレッチで凝り固まった心と体をゆっくりとほぐしていきます。血行が促進され、頭がすっきりと目覚めるのを感じられるでしょう。このモーニングストレッチは、自身のコンディションをリフレッシュさせながら一日の準備を整えるという、セルフケアの第一歩となる習慣です。毎日続けることで、意識せずとも自分の体をいたわる時間を持つことができるようになります。
「日報作成」で自分の体調の波をデータ化する
セルフケアの基本は、まず自分の状態を客観的に把握することから始まります。「なんとなく調子が悪い」「理由はないけれど気分が落ち込む」といった漠然とした感覚を、より具体的に理解するためのツールが「日報」です。チャレンジドジャパンでは、一日の終わりにその日の体調や気分、前日の睡眠時間、活動内容などをPCで記録します。この日々のセルフチェックを続けることで、貴重なデータが蓄積されていきます。記録をデータとして残すことで、後からグラフなどで体調の変化を視覚的に振り返ることができます。これにより、「週の後半になると疲れが出やすい」「特定の出来事の後に気分が落ち込む傾向がある」といった、自分では気づきにくかった体調の波やパターンを発見できることがあります。また、日報はスタッフと情報を共有するための重要なコミュニケーションツールでもあります。不安な点や特記事項があればスタッフが確認し、「今日は少し休憩を多めにとりましょうか」「この作業は明日に回しましょう」など、その日の過ごし方を一緒に相談して決定します。自分の状態を正確に把握し、それを周囲に共有すること自体が、職場で適切な配慮を得ながら安定して働き続けるための大切なセルフケアの訓練になるのです。
自己理解講座で「リカバリープラン」を作る
日々の体調管理と並行して、より専門的で実践的なセルフケアの手法を学ぶプログラムも用意しています。その代表的なものが、自己理解講座の中で作成する「調子を崩したときのリカバリープラン」です。これは、心や体の調子が悪くなりかけたときに、それ以上悪化させずに元の元気な状態に戻すための「自分だけの回復計画書」とも言えるものです。誰にでも、調子を崩す前には特有のサインが現れることがあります。例えば、「寝つきが悪くなる」「好きなものに興味がなくなる」「些細なことでイライラする」などです。講座では、まず自分自身の不調のサイン(初期症状)が何であるかを考え、リストアップします。そして、そのサインに気づいた時に、具体的にどのような行動をとるか、対策をあらかじめ準備しておくのです。いざという時にこのプランがあることで、「どうしよう」と慌てることなく冷静に対処し、大きな不調に繋がるのを防ぐ力を養います。また、「セルフケアの道具箱(選択肢)」を増やす講座も実施されており、自分に合った対処法をたくさん持っておくことで、心の安定に繋げます。

JST(職場対人技能トレーニング)で適切な自己表現を学ぶ
セルフケアは、自分一人で完結するものばかりではありません。時には、周囲の人に助けを求めたり、適切な配慮をお願いしたりすることも、自分を守るための重要なセルフケアの一環です。しかし、「相手に迷惑をかけてしまう」「能力がないと思われたくない」という気持ちから、SOSを出すことにためらいを感じる方は少なくありません。そこで役立つのが、JST(職場対人技能トレーニング)や対人行動に関する講座です。これらの講座では、職場での円滑なコミュニケーションを学ぶために、様々な場面を想定したロールプレイングなどを行います。例えば、「業務量が多すぎて、期日までに終わりそうにない」といった状況で、どのように上司に相談すればよいかを練習します。「業務を引き受けるのが難しい時は無理せず断ってもいい」という認識を持ち、ただ断るのではなく、現状を正直に伝え、代替案を提案するなど、自分も相手も大切にする自己表現方法(アサーション)を身につけることを目指します。このようなスキルを習得することで、仕事上の心理的な負担を大きく減らし、自分らしく働くための環境を自ら作っていくことができるようになります。
チャレンジドジャパンでは、ご紹介した訓練を通じて、皆さんが自分だけの「お守り」となるセルフケア術を身につけられるようサポートしています。体調に不安がある方が無理なく始められるよう、半日通所や週3日からのスタートも柔軟に調整可能です。日々の記録と振り返り、そして専門的な講座を通じて、安心して働ける未来へ一歩を踏み出してみませんか。ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。



