模擬面接会に参加しました!
Recently updated on 10月 6th, 2025 at 11:32 am

こんにちは。チャレンジドジャパン大崎センターです。日差しが暖かくなり、活動しやすい季節になってきましたね。さて、今回は先日参加してきた「模擬面接会」の様子についてお伝えしたいと思います。就職活動を進める上で、多くの方が一つの大きな壁と感じるのが「面接」ではないでしょうか。今回は、その面接本番に向けて、非常に有意義な経験を積むことができましたので、その内容を皆さんと共有できればと思います。
普段の練習とは違う「本番さながら」の緊張感
私たちの事業所では、日頃から面接練習のプログラムを取り入れています。利用者さんとスタッフが面接官役と応募者役に分かれて、入退室のマナーから質疑応答まで、一連の流れを繰り返し練習しています。しかし、どれだけ練習を重ねても、相手は顔なじみのスタッフです。もちろん、練習にはなりますが、どこか安心感があり、本当の意味での「本番の緊張感」を再現するのは難しい側面がありました。今回の模擬面接会は、外部の企業の方などが面接官を務めてくださる、まさに本番さながらの環境でした。会場の雰囲気、初対面の面接官の鋭い眼差し、そして周りの参加者の真剣な空気感。そのすべてが、普段の練習とは全く異なる緊張感を生み出していました。参加された利用者さんたちも、いつも以上に表情が硬くなっているのが分かりましたが、同時に「この機会を無駄にしない」という強い意志を持って臨んでいる姿が印象的でした。本番以外で、全く知らない方と面接形式で話すという経験は、なかなかできるものではありません。この「いつもと違う」環境が、大きな学びにつながったと感じています。
「失敗をする場所」としての模擬面接会
面接会の冒頭、面接官の方が参加者全員に向けておっしゃった言葉が、非常に心に残りました。「今日は本番ではありません。練習会です。ここは、たくさん失敗をするための場所です」。この一言は、ガチガチに緊張していた利用者さんたちの心を、少しだけほぐしてくれたように思います。実際の面接は、自分を最大限にアピールし、採用を勝ち取るための真剣勝負の場です。そこでは失敗は許されないというプレッシャーが常につきまといます。しかし、この模擬面接会は違います。うまく答えられなくても、言葉に詰まってもいい。むしろ、そうした「失敗」こそが、自分の弱点や課題を発見するための貴重な材料になるのです。本番ではないからこそ、安心して挑戦し、そして堂々と失敗できる。この経験は、本番の成功確率を格段に高めるための、何よりのトレーニングになったはずです。安心して失敗できる場があるというのは、成長にとって非常に重要なことだと改めて感じさせられました。
見えてきた、それぞれの課題と次への一歩
面接を終えた利用者さんたちからは、「頭が真っ白になった」「準備していたことの半分も言えなかった」といった声が聞かれました。しかし、それは決してネガティブな感想ではありません。むしろ、本番さながらの環境に身を置いたからこそ見えてきた、自分自身のリアルな課題です。例えば、自己PRが少し長すぎて伝わりにくかった、志望動機について深掘りされた時にうまく答えられなかった、予期せぬ質問に動揺してしまったなど、一人ひとりが具体的な改善点を発見することができました。また、面接官によって質問の切り口や重視するポイントが全く異なる、ということも大きな学びでした。ある面接官はコミュニケーション能力を、別の面接官は仕事への熱意を重点的に見ていたようです。こうした多様な視点に触れることで、どんな相手にも対応できる応用力を身につける必要性を痛感しました。この模擬面接会で見つかった課題は、今後の事業所での個別訓練に直接活かしていきます。
準備と経験が自信につながる
私たちは常々、就職活動の中で面接が一番準備を要するものだとお伝えしています。なぜなら、書類では伝えきれない自分の人柄や熱意、潜在的な能力を直接アピールできる唯一の機会だからです。そして、その準備とは、ただ想定問答を暗記することではありません。自己分析を深めて自分の強みや価値観を理解し、企業研究を徹底してその会社で自分がどう貢献できるかを考え、それらを自分の言葉で論理的に伝える練習をすることです。今回の模擬面接会のような「場数」を踏む経験は、こうした準備の成果を試し、さらに磨きをかける絶好の機会です。練習を積み重ね、本番に近い経験をすることで、スキルが向上するだけでなく、「これだけやったのだから大丈夫」という確固たる自信が生まれます。その自信こそが、面接本番で落ち着いて自分らしさを発揮するための最大の武器になるのです。私たちは、皆さんが自信を持って本番に臨めるよう、これからも様々な機会を提供していきたいと考えています。
面接に苦手意識をお持ちの方は、決して少なくありません。「人と話すのが得意ではない」「緊張するとうまく話せなくなる」と感じている方もいらっしゃるでしょう。もしあなたが一人で面接対策に悩んでいるのなら、ぜひ私たちと一緒に準備をしてみませんか。就労移行支援事業所では、自己分析のお手伝いから応募書類の添削、そして繰り返し行う面接練習まで、一人ひとりのペースに合わせて丁寧にサポートします。あなたが一歩を踏み出す勇気さえあれば、私たちは全力で伴走します。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度、見学・体験にいらしてみてください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。