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チャレンジドジャパン・ニュース

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コーポレート

支援の質を向上していくために~外部研修にも参加しています~

依存症に関する研修に参加しました

先日、チャレンジドジャパン静岡センターの職員が依存症に関する研修会に参加しましたので、内容をご紹介いたします。

依存症は、多くの人にとって理解が難しい問題かもしれません。しかし、研修を通して改めて認識したのは、依存の本質は「生き辛さ」への対処法であるということです。辛い気持ちから逃れるため、人は様々な方法で踏ん張ろうとします。依存症も、その必死の努力の結果なのです。この視点は、支援を行う上で非常に重要です。

今回の研修では、依存症の方の行動をどのように受け止め、理解し、対応すれば良いのか、そして回復とはどのような状態を指すのかを深く考える機会となりました。

正しい知識で適切な関わりを

研修では、有識者の方々から、依存症のメカニズムについて、実験や調査の結果を基に詳しく解説いただきました。医学的、心理的な側面だけでなく、社会的な要因についても学ぶことができました。

さらに、当事者の方の体験談を直接伺う貴重な機会も得られました。生の声に触れることで、教科書的な知識だけでは理解できない、依存症を取り巻く現実や、当事者の方々の苦悩、そして回復への道のりを知ることができました。

研修で特に強調されていたのは、当事者を孤立させないことの重要性です。周囲の理解とサポートが、回復への大きな力となります。そして、変化を急がずに、小さな前進にも目を向けることが大切です。急な変化を求めることは、その人の現状を否定してしまうことに繋がりかねません。

支援者として最も重要なのは、当事者にとって依存症について安心して話せる存在であること、そしてその繋がりを大切にしていくことだと学びました。信頼関係を築き、じっくりと寄り添うことで、回復への道を共に歩むことができるのではないかと感じました。

チャレンジドジャパンの取り組み

チャレンジドジャパンでは、様々な困難を抱える方々を支援するため、職員は外部の研修にも参加しています。

センター内だけでは得られない知識やスキルを習得し、相談しやすい雰囲気づくり、適切な情報提供、関係機関との連携など、様々な場面で今回の学びを活かしていき、今後も質の高い支援を提供できるよう努めています。