掃除のコツは順番!大掃除は順番が9割!

年の瀬に役立つ!大掃除を効率よく進める方法
今年も残すところあとわずかとなり、街はクリスマスの飾りや年末の賑わいを見せ始めています。皆様、いかがお過ごしでしょうか。この時期になると、多くの方が考え始めるのが「大掃除」ではないでしょうか。一年間の汚れをすっきりと落とし、清々しい気持ちで新年を迎えるための大切な行事ですが、「どこから手をつけていいかわからない」「毎年時間がかかって大変」と感じている方も少なくないかもしれません。
実は、掃除は仕事と同じように、手際よく進めることがとても重要です。やみくもに始めるのではなく、少しのコツを知っているだけで、時間も労力も大きく節約することができます。今回は、年末の大掃除をスムーズに進めるための方法についてご紹介します。
掃除を成功させる鍵は「順番」にあり
掃除を手際よく進めるための最大のコツは「順番」を意識することです。適切な順番で作業を進めることで、二度手間を防ぎ、効率を格段に上げることができます。ここでは、基本的な掃除の順番の原則をいくつかご紹介します。
まず基本中の基本として、掃除は「高いところから下へ」と進めていきましょう。ホコリは上から下へと落ちていきます。例えば、床をきれいにした後に照明器具や棚の上を掃除すると、せっかくきれいになった床にホコリが落ちてしまい、もう一度掃除機をかける必要が出てきます。そうならないためにも、まずは照明器具やカーテンレール、棚の上などのホコリを払い、壁を拭き、最後に床の掃除をするという流れを徹底しましょう。
次に、「狭いところからスタート」することもポイントです。部屋の隅や家具の隙間といった狭い場所の掃除を後回しにすると、そこから出てきたホコリやゴミが、すでに掃除を終えた広い場所に散らばってしまいます。まずは部屋の隅々や家具の裏側など、普段なかなか手の届かない狭い場所からきれいにし、その後で広いスペースの掃除に取り掛かるとスムーズです。
部屋全体の掃除を進める際は、「奥から手前へ」という動線を意識してください。これは、自分が掃除したばかりのきれいな場所を踏んだり汚したりしないようにするためです。部屋の一番奥から掃除を始め、徐々に出入り口に向かって後ずさりするように進めていくことで、効率よく、かつきれいに仕上げることができます。
洗剤を使って壁などを拭き掃除する際には、少し意外に思われるかもしれませんが、「下から上へ」拭き上げるのが正解です。上から洗剤をスプレーして拭き始めると、洗剤の液が下に垂れて筋状の跡が残ってしまうことがあります。この液だれの跡は、後から落とすのが非常に困難です。先に下の方を拭いておくことで、もし上から液が垂れてきても、すでに湿っているためシミになりにくくなります。下から上へ拭き進め、最後に全体をから拭きして仕上げましょう。
そして最後に、「軽い汚れからひどい汚れへ」と取り掛かることも大切です。最初に油汚れやカビなどの頑固な汚れに手をつけると、使っている雑巾やスポンジが一気に汚れてしまいます。その汚れた道具で他の場所を掃除すると、かえって汚れを広げてしまうことになりかねません。まずは全体的なホコリを払うなどの軽い汚れから片付け、その後にキッチンやお風呂場のしつこい汚れに集中して取り組むことで、掃除道具を無駄にせず、効率的に作業を進めることができます。
チャレンジドジャパンで掃除の仕方も学べます
ここまでご紹介してきた掃除のコツは、単なる家事のテクニックではありません。どの順番で作業すれば効率的かを考える「段取り力」、汚れの種類に応じて道具や方法を使い分ける「判断力」、そして計画通りに作業を遂行する「実行力」など、仕事をする上で非常に重要となるスキルに直結しています。
私たち就労移行支援事業所チャレンジドジャパンでは、ビジネスマナーやパソコンスキルの訓練だけでなく、事業所内の環境整備や清掃作業などを通じて、このような実践的なスキルを学ぶプログラムもご用意しています。掃除という具体的な作業を通して、「どのようにすれば効率が上がるか」「どうすればもっときれいになるか」を考え、実践することは、仕事における課題解決能力を養うための素晴らしいトレーニングになります。
「段取りを立てるのが苦手」「作業を効率的に進める方法が知りたい」と感じている方、掃除のスキルを仕事に活かせる力へと変えてみませんか。チャレンジドジャパン北上センターでは、一人ひとりの特性や目標に合わせたサポートを提供しています。ご興味のある方は、ぜひお気軽に見学・ご相談にお越しください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。