就職者インタビュー~10年以上のブランクから希望の職種に就職
今回は就職者インタビューをお届けします。
チャレンジドジャパンに通い始めて約8か月で希望していた事務補助の職場に就職が決まったEさん(50代 精神2級)にお話を伺いました。
応募先を決めた理由は?
体調や体力を考えて無理なく働ける事務補助の仕事を希望していましたが、経験がなかったため、初心者に向いている就職先としてチャレンジドジャパンの職員さんに勧めてもらいました。
チャレンジドジャパンで役立った訓練は?
事務補助の仕事に役立つ軽作業系の訓練です。封筒作成、宛名シール貼り、封入封緘、枚数数えなどを中心に訓練していました。応募が決まってからは、求人票に記載されている仕事を中心に訓練しました。特に文書の三つ折りや丁合は苦手だったため、実技テストに向けて集中的に訓練しました。また、応募の際のエントリーシートへの記入や履歴書の作成も支援してもらいました。
面接の前に実習に参加されましたがいかがでしたか?
ゆったりとした感じで、時間を区切って依頼された仕事を行ったのであまり大変ではありませんでした。難しくてできなかった仕事はなく、コピーや書類の仕分けは訓練でやってきたことを活かして行うことができました。実際に働く環境と、関わる職員の方の中で実習ができたのが良かったです。
就職活動はどうでしたか?
通所を始めた当初は3ケ月くらいで就職したいと思っていました。でも、事務補助の仕事は初めてで、分からないことも多かったため、訓練をしてから就職活動に入った方が良いと感じ3か月間は訓練に集中しました。就職活動が夏の暑い時期になったのは大変でした。6か所くらい応募しましたが、同じ職種への応募だったため書類作成や面接にはだんだん慣れてきました。 適度な緊張感は必要だと思いますが、面接は積み重ねた練習の成果が出せるようになったと思います。
就職の内定を得られた決め手は何だったと思いますか?
実技テストでは並べ替えに時間がかかりましたし、紙を切る作業もうまくできませんでした。でも面接だけでなく、実習で普段の様子を見てもらっていたのが良かったと思います。実習の時にお世話になった方が面接官だったため、面接は緊張しすぎず、普段の自分でいられました。
これからの意気込みを教えてください。
希望していた職種に就職が決まったので、正確に仕事ができるようになりたいです。印刷の仕事が多いので、丁寧にきれいに印刷をできるようにしたいです。書類の並び替えは苦手意識がありますが頑張りたいと思います。
これから就労移行支援を利用される方にメッセージをお願いします。
面接は緊張するかもしれないですが、難しくありません。雑談ではないので、適度な緊張感は必要ですが、普段の自分を出せるとうまくいくのではないかと思います。実習ができるところは普段の自分を見てもらえるので良いと思います。皆さんもあきらめないで希望の仕事に就けるように頑張ってください。
ありがとうございました!
Eさんは通所開始時、できるだけ早く就職したいとのお考えでしたが、年齢や体力を考えて今まで経験のない職種(事務補助)を希望されていたため、まずは訓練の中で希望職種に向けてできること、できない事を整理し、できない事は繰り返し訓練を行いながら応募に向けて準備をされてきました。その結果、できることを活かして働ける職場に就職することができました。これからもEさんが職場でご活躍されますよう、引き続きサポートしてまいります。
就職活動では自分にできることをアピールすることがとても大切です。チャレンジドジャパンでは様々な訓練をご用意しています。皆さまも訓練を通じて自分に合った仕事をみつけてみませんか?見学や体験は随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。