就職者インタビュー～13年間のブランクを乗り越えて～

夏を思わせるような暑い日が続いておりますが、皆様お変わりありませんでしょうか。
今回は、お仕事をすることに関し13年のブランクがありながらも、訓練や実習に真摯に取り組まれた結果２社から内定を獲得したSさんのインタビューを紹介します。チャレンジドジャパンに通われた経緯や、現在のお勤め先のお仕事内容についてお聞きしました。

Sさん（自閉症スペクトラム/43歳/男性）インタビュー

Q1,　チャレンジドジャパンに通所するまでの流れを教えてください。
A,  通所する前は、家族が経営する会社に役員として在籍はしていました。しかし、ほぼ働くことはなく何もしていなかった期間が長くなっていました。そんな中、自立をするために家族がチャレンジドジャパンを見つけてくれて、見学や体験を経て通所することになりました。

Q2,　就職が決まった今の気持ちを教えてください。
A,　約13年間、仕事をまともにしていていなかったので、就職が出来るかとても不安でしたが、実習をした2社の内定を頂くことができたのでほっとしています。

Q3,　就職先の業種と業務内容を教えてください。
A,　病院にある健康管理センターで事務員として働いています。問診票に病院のハンコを押したり、重要な部分にマーカーを引いたり、健康診断の資料のホッチキス止め、患者さんのカルテを日付順に並べ変えたりするなどの業務を行っています。

Q4 , 内定までの就職活動のなかで大変だったことは何ですか？
A,  チャレンジドジャパンに通所して1年後の、2024年の春頃から就職活動を本格的に開始しました。見学した会社は4社でその内2社で、それぞれ2週間ほどの実習をしました。結果、両方の会社から内定を頂くことができたので、就職活動で大変だったということはなかったです。

Q5，その時、どうやって乗り超えましたか？
A,　Q4で回答しましたが、大変だった事は特にはありませんでした。ただ、13年のフランクがあったので、実習で業務を行うのに苦労しました。そのため、実習中は、おいしいものを食べたり、趣味を楽しんだりして気分転換をして乗り切りました。

Q6 , チャレンジドジャパンでの利用期間を振り返ってみてどうですか？
A,　 最初は体験で8ヶ月ほど利用させてもらいました。そして、翌年の4月から正式に通所を開始して、訓練のコマ数をどんどん増やしていき、8月からは週5日の20時間通所することになりました。生活のリズムを、除々に自分のぺースで調整できたので、チャレンジドジャパンへ通所して本当に良かったと思っています。

Q7, 今後の目標を教えてください。
A,  現在、働いている病院で、長く業務を続けられように頑張りたいです。

スタッフより

Sさん、インタビューにお答えいただきありがとうございました。
チャレンジドジャパンでは皆様お一人お一人に合ったカリキュラムを組み、スタッフ一同、全力で就職へのサポートをさせて頂きます。ご興味を持たれた方は、ぜひお気軽にを問い合わせください。