就職者インタビュー ~トライアル雇用から本採用へ~
あけましておめでとうございます。皆様は今年のお正月はどのようにお過ごしになったでしょうか?
さて、新年最初の記事となりますが、早速おめでたいニュースが届きました。トライアル雇用を利用していた利用者Aさんの本採用が決まりました。
チャレンジドジャパンに通所中は、日々の訓練や係活動等、様々なことに真面目に丁寧に取り組まれていたAさん。現在Aさんは事務補助が中心のお仕事をなさっています。今回は、そんなAさんへのインタビューのご紹介です。
インタビュー
・就職するうえで役に立った訓練があれば教えてください。
数値チェックの訓練が役に立ちました。業務で領収書の金額チェックなど細かい数字の確認作業をすることが多いのですが、数値チェックの訓練をしていた時になるべく集中力を持続させたり確認のタイミングなどを考えて行っていたのが役に立っているなと感じています。
・支援で良かったことはありますか。
トライアル雇用中に体調を崩してしまうことがあったのですが、支援員さんと話し合い原因となった業務内容の調整や不安が大きい業務への対策を整理し職場の方と話をしていただいたのでそれによってもう一度頑張ろうと思え、復帰することが出来ました。
・今のお気持ちを教えてください。
何回も働き続けるということに失敗しているので、就職が決まった事より不安が大きいですが気負わずやっていきたいと思っています。
・仕事でやりがいを感じる時はありますか。
新しく覚えた仕事をやりきれた時にやりがいを感じています。
・今後の目標はありますか。
今の職場で働き続けられるようになりたいです。
・最後に、就職を目指す方へのメッセージをお願いします。
焦らず自分の強みや興味をしっかりと理解し、それを活かせる職場を見つけることが重要だと思います。あなたの努力が実を結ぶ日が来ることを応援しています!
トライアル雇用とは?
トライアル雇用とは、雇う側(企業)と雇われる側のマッチングを確認するための制度です。
障がい枠での就職を希望しているものの、「この仕事は自分にできるかな?」と自信がない場合、原則3か月間(精神障害の方は6か月間)、「お試し期間」として働くことができます。この「お試し期間」の間に問題なく就労を続けることができた場合は、「お試し期間」終了後、雇う側(企業)と雇われる側の両者の合意の上で正式に雇用(本採用)されることになります。今回本採用となったAさんも、この「お試し期間」を経ての本採用です。
トライアル雇用期間は、本採用になった場合と同じ給料が支払われます。そして企業は、トライアル雇用を行ったことで労働局から助成金が支給されます。
一般的に、チャレンジドジャパンのような就労移行支援事業所を利用されている方は、就労移行支援訓練の一環としてトライアル雇用の利用が可能です。もし仮に何らかの理由でトライアル雇用を中断した場合でも、就労移行支援事業所の利用期限が残っていれば、就労移行支援事業所への通所をすぐに再開することができます。就労をお考えの際、企業がトライアル雇用を受け入れている場合は、ぜひ積極的にご利用いただければと思います。
Aさん、ありがとうございました!
快くインタビューにご協力くださったAさん、ありがとうございました。Aさんが安定して長く働き続けられるよう、今後もスタッフ一丸となって支援していきます。Aさん、本当におめでとうございます!
チャレンジドジャパンではお一人お一人にあったカリキュラムを組み、就職へのサポートをさせていただいております。見学や体験はいつでも受け付けておりますので、ご興味を持たれた方はお気軽にお問合せください。