就労移行と就労継続B型どっちに行くべき?

「就労移行」と「就労継続支援B型」、障がいのある方の就労をサポートする福祉サービスを探していると、この二つの名前をよく目にするかと思います。
響きが似ているため、同じようなサービスだと誤解されがちですが、実はその目的や内容は大きく異なります。
今回は、どちらのサービスを利用すべきか悩んでいる方のために、それぞれの違いや特徴を詳しく解説していきます。ご自身の希望や目標に合ったサービスを選ぶための参考にしてください。
まずは知ろう!就労継続支援B型とはどんなサービス?
就労継続支援B型(以下、B型)は、福祉事業所という環境の中で、自分のペースで働きながら工賃を得ることができる福祉サービスです。
事業所と雇用契約を結ばずに、比較的簡単な作業や生産活動に取り組みます(事業所によって行う作業が簡単か否かは異なります)。体調や障がいの特性に合わせて、週に数日、一日に数時間といった短い時間から利用できるのが大きな特徴です。まずは働くことに慣れたい、社会とのつながりを持ちたい、自分のペースで作業をしたいという方にとって、安心して活動できる場所となります。
B型での活動を通して、生活リズムを整えたり、働く自信をつけたりしながら、ゆったりとしたペースで最終的な目標として一般企業への就職を目指す方もいらっしゃいます。
一般就労への近道!就労移行支援とはどんなサービス?
一方、就労移行支援(以下、就労移行)は、一般企業への就職(一般就労)を目標に、そのために必要な準備を行う福祉サービスです。
利用期間は原則2年間と定められており、この期間内に就職を目指します。事業所に通いながら、ビジネスマナーやパソコンスキル、コミュニケーションスキルといった職業訓練を受けたり、自己分析を通して自分の得意なことや苦手なことを理解したりします。
さらに、履歴書の書き方や面接の練習、職場探しのサポート、就職後の定着支援まで、就職活動の始まりから終わり、そしてその先までをトータルでサポートするのが就労移行の役割です。およそ3ヶ月から2年以内に一般企業で働きたい、働きたいと思いはあるが何から手を付けたら良いのかわからないという方にとって、心強いパートナーとなるサービスです。
あなたの希望はどっち?メリット・デメリットで比較してみよう
それぞれのサービスには良さがあり、ご自身の希望によってメリットにもデメリットにもなり得ます。
まず、収入の面で考えてみましょう。B型は作業に対する工賃が支払われるため、「まずは少しでも収入を得ながら活動したい」という希望を叶えることができます。
一方、就労移行は訓練が中心となるため、利用期間中に原則として給与や工賃は発生しないことが多いです。しかし、就職後は工賃よりも高い水準の安定した給与を得ることができます。将来的な月収や年収を増やし、経済的な自立を目指したいという強い思いがあるならば、就労移行でスキルを身につけることが望ましい選択と言えるでしょう。
次に、就職までの期間です。「3ヶ月~2年以内に就職したい」といった目標がある場合は、就労移行の利用が適しています。就労移行は2年という限られた期間の中で集中的に準備を進めるため、短期間での就職を目指すプログラムが組まれています。
一方で、厚生労働省の発表によると、B型から一般就労へ移行する方の割合は1.3%というデータがあります。この数字は、B型が必ずしも一般就労へのステップアップだけを目的としたサービスではないことを示しています。B型は、地域社会での居場所や役割を見つけるための大切な場でもあるのです。
そういった意味でも就職をしている自分を近くの目標にしている人は就労移行が適だと言えるでしょう。
最終的なゴールから逆算して考えてみよう
就労移行とB型、どちらを選ぶべきか。その答えは、あなたが「いつまでに、どうなりたいか」というゴールによって決まります。「今はまだ体調が不安定だから、自分のペースで働ける場所がほしい」「まずは働くことに慣れるところから始めたい」という方は、B型が合っているかもしれません。
一方で、「一般企業で働いて、安定した収入を得たい」「専門的なスキルを身につけてキャリアを築きたい」という明確な目標をお持ちであれば、就労移行がその夢を叶えるための最短ルートになるはずです。
どちらのサービスが自分に合っているか、一人で判断するのは難しいかもしれません。
そんな時は、ぜひ一度、私たちチャレンジドジャパン名古屋今池センターにご相談ください。見学や体験利用を通して、事業所の雰囲気やプログラムの内容を知ることもできます。あなたの「働きたい」という気持ちを、私たちは全力でサポートします。まずはお気軽にお問い合わせください。