就労パスポートを活用しよう!
こんにちは!チャレンジドジャパン八王子センターです。
今回は、チャレンジドジャパンの「就職準備講座」でも取り上げている、就労パスポートについてご紹介します。
こんな心配はありませんか?
● 採用面接で「障害の内容と配慮が必要な点を教えてください」と聞かれたとき、うまく説明できるか不安
● 途中で上司がかわったら、同じ配慮をしてもらえるのかな
● 職場の人に障害のことを理解してもらいたいけど、どう伝えたらいいんだろう…
見学にお越しいただいた方々から、就職活動についてこのような不安を聞くことがあります。そんな不安の解消に役立つのが、就労パスポートです。
「就労パスポート」とは?
「就労パスポート」は厚生労働省によって公開されている、障害のある人の就職や職場定着を促進するための情報共有ツールです。障害のある方自身が自分の状況をまとめ、企業や支援機関と情報共有することで、自身の障害について理解を深め、適切なサポートを受けられるようになります。
例えば、人とうまく話せない、話がうまくまとまらない、何を言っていいのか途中でわからなくなるといった困り感を持つ方が、就労パスポートを見せることで自分の障害について分かりやすく説明をすることができます。
就労パスポートは、厚生労働省の公式ページからダウンロードすることができます。詳細は、厚生労働省のページをご覧ください。
就労パスポートには何を書くの?
就労パスポートには、働く上での自分自身の特徴、配慮してもらいたいことを項目別にまとめます。項目をすべて埋める必要はありません。自由記入欄もあるので、より詳しい自分の状態を記すことができます。
● 職務経験
● 仕事上のアピールポイント
● 体調管理と希望する働き方
●コミュニケーション面の特徴
● 作業を進めるうえでの特徴
就労パスポートは就職活動で応募書類の補足として活用することができます。企業としても事前に詳しく知ることができるのでその人が働きやすい環境を準備でき、より安心感があります。さらに、実際に一緒に働く方に提示することで自分の状況を広く理解してもらうこともできます。定期的に見直し、アップデートしていくことで状況の変化にも対応することができます。
自分の強みを最大限に活かし、働きやすい環境を築くための重要なツールです。適切に活用することで就職と職場定着につなげることができます。
スタッフと一緒に作るとより安心!
就労パスポートは自分の情報をまとめるものなので、「自分はこう思っています(=主観的)」だけでなく、「他の人から見た自分の特徴はこうです(=客観的)」と企業側に伝えられるようにしておくと、より有効です。
訓練を通したフィードバックだけでなく、個別面談でお互いの理解を深めていく時間を取る場合もあります。そういった場面を通して、他者評価を受け入れることができるといった強みの獲得にもつながるかもしれません。
チャレンジドジャパンでは、就労パスポート以外にも、就職準備講座内で就職に役立つ自己分析ツールを紹介しています。気になる方は、ぜひご見学にお越しください。
ご希望によっては、見学と体験を同時に行うこともできます。お問い合わせの際、お気軽にお声かけください!