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実践体験ができて工賃が出る!?より実践的な訓練が導入予定です

こんにちは。チャレンジドジャパン静岡センターです。

今回はチャレンジドジャパン静岡センターで新たに導入を予定している訓練プログラムについてご紹介いたします。利用者の皆様がより実践的なスキルを習得し、自信を持って就職活動に臨めるよう、私たちは常に支援内容の向上に努めています。その一環として、来年春頃より「工賃支給型訓練」を導入することになりました。

より実践的な経験を積む「工賃支給型訓練」とは?

今回新たに導入する「工賃支給型訓練」は、実際の企業から業務を請け負い、その作業に対して工賃が支払われるという、より実務に近い形式の訓練です。単にスキルを学ぶだけでなく、仕事としての責任感や正確性を意識しながら取り組むことで、就職後に求められる実践的な感覚を養うことを目的としています。

具体的な作業内容としましては、データ入力業務を予定しています。これは、提携企業様からご依頼いただいた、請求書やレシート、領収書といった国税関係書類の情報を、指定されたシステムへ入力していくお仕事です。実際の企業で扱われている書類を用いるため、緊張感と責任感を持って取り組むことができ、訓練でありながらも本格的な就労経験を積むことが可能です。

訓練の具体的な流れとプロセス

この訓練は、実際の業務フローを意識した流れで進められます。まず、PDF形式で共有される請求書や領収書などの画像データを確認します。次に、作業手順が詳細に記載された専用マニュアルを読み解き、その指示に沿ってシステムへ正確に情報を入力していきます。

作業を進める中で、PDFの文字が読み取れない、どの項目に入力すべきか判断に迷うといった場面が出てくることもあるかもしれません。そのような時は、すぐに誰かに答えを求めるのではなく、まず自分でマニュアルを再確認したり、過去の事例を参考にしたりして解決を試みます。それでも解決が難しい場合には、チャットツールを活用して、担当者へ自ら問い合わせを行います。この一連のプロセスを通じて、実際の職場で発生するであろう問題に主体的に対処する力を養います。全ての入力作業が完了したら、データを送信して納品となり、一連の業務が完了します。

この訓練を通して身につく4つの力

この工賃支給型訓練は、単なるデータ入力のスキルを習得するだけではありません。就職後に様々な場面で役立つ、以下のような普遍的なビジネススキルを身につけることができます。

1つ目は、業務理解力と応用力です。マニュアルを正確に読み解き、手順に沿って作業を遂行する力は、あらゆる仕事の基本となります。指示された内容を正しく理解し、それを実際の業務に応用する経験を繰り返し積むことで、着実に業務を遂行する能力が向上します。

2つ目は、問題解決能力です。不明点に直面した際に、自ら考えて解決策を探すプロセスは「自分で考える力」を育てます。この力は、変化の多い現代の職場環境において、職種を問わず非常に重要視されるスキルです。

3つ目は、援助要請スキルです。ビジネスシーンにおいて、適切なタイミングで他者に助けを求めることは、業務を円滑に進める上で不可欠です。この訓練では、チャットツールを用いたテキストコミュニケーションに挑戦します。自分が何に困っていて、どのような助けが必要なのかを自分の言葉で整理し、相手に分かりやすく伝える表現力を磨くことができます。

そして4つ目は、実務経験そのものです。実際の企業のデータを用いた責任感のある業務経験は、何よりの自信につながります。訓練で得たこの経験は、就職活動の際に「訓練の一環でデータ入力を学びました」と伝えるのではなく、「実務としてデータ入力業務を行い、正確に納品した実績があります」と、具体的な「実績」として企業にアピールできる強力な武器となります。

チャレンジドジャパンでは、利用者の皆様一人ひとりが自信を持って就職できるよう、今後もより実践的な訓練プログラムを提供してまいります。今回の工賃支給型訓練に少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽に静岡センターまでお問い合わせください。見学やご相談も随時受け付けております。