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夢を叶えるマンダラチャート活用術

Recently updated on 10月 22nd, 2025 at 02:07 pm

こんにちは。チャレンジドジャパン藤沢センターです。日差しが暖かくなり、過ごしやすい季節になってきましたね。

さて、先日の休日開所では「夢」をテーマに、利用者さんと一緒にマンダラチャートの作成に取り組みました。皆さんは、ご自身の夢や目標について、じっくり考えたことはありますか。「将来こうなりたい」という漠然とした思いはあっても、それを実現するために具体的に何をすれば良いのか分からず、立ち止まってしまうこともあるかもしれません。そんな時に役立つのが、今回私たちが挑戦した「マンダラチャート」です。

夢を叶えるためのフレームワーク~マンダラチャートとは?

マンダラチャートとは、仏教の曼荼羅模様に似たマス目を使って、思考を整理し、目標達成への具体的な道筋を描き出すためのフレームワークです。ただ目標を書き出すだけでなく、その目標を達成するために必要な要素や行動を細かく分解していくことで、夢の実現に向けた計画を可視化することができます。「夢」という大きなゴールを、実行可能な小さなステップに落とし込むための、いわば「夢の設計図」と言えるでしょう。

大谷翔平選手も実践した目標達成シート

このマンダラチャートは、世界で活躍するメジャーリーガー、大谷翔平選手が高校生の頃に作成したことでも有名です。彼はマンダラチャートの中心に「8球団からドラフト1位で指名されること」という大きな夢を掲げました。そして、その夢を叶えるために必要な要素として「体づくり」「コントロール」「キレ」「メンタル」「スピード160km/h」といった8つの目標を設定し、さらにそれぞれの目標を達成するための具体的な行動計画を81個のマスにびっしりと書き込んでいったのです。この緻密な計画と日々の実践が、彼の大きな夢の実現につながったと言われています。

マンダラチャートの作り方と効果

マンダラチャートの作成方法はとてもシンプルです。まず、縦9マス×横9マスの合計81個のマスが書かれたシートを用意します。そして、シートのど真ん中のマスに、自分が最も叶えたい夢や大きな目標を書き込みます。次に、その中心のマスを取り囲む8つのマスに、夢を実現するために必要だと思う要素や、達成すべき短期目標を記入していきます。

ここからがマンダラチャートの面白いところです。周囲に書き出した8つの短期目標を、今度はそれぞれ外側にある3×3マスのブロックの中心に転記します。そして、その短期目標を達成するために「具体的に何をするか」という行動レベルのアイデアを、周りの8つのマスに一つずつ書き出していくのです。

例えば、中心の夢が「希望の職種に就職する」だとしたら、その周りには「生活リズムを整える」「PCスキルを上げる」「コミュニケーション能力の向上」といった短期目標が並ぶかもしれません。そして、「生活リズムを整える」という短期目標の周りには、「毎朝7時に起きる」「寝る前にスマートフォンを見ない」「週3回散歩する」といった、今日からでも始められる具体的な行動が書き出されていきます。

このように、一つの大きな夢から合計64個もの具体的なアクションプランが生まれるのです。これにより、夢の実現までの全工程を一枚のシートで俯瞰でき、「今、自分は何をすべきか」が明確になります。思考が整理されるだけでなく、やるべきことが見える化されることで、行動へのハードルが下がり、モチベーションの維持にもつながります。

休日開所で参加された利用者さんたちも、最初は「夢なんて…」と戸惑いながらも、ペンを走らせるうちに「これも必要かも」「こんなこともできるかもしれない」と、次々にアイデアを膨らませていました。一人で考えると難しくても、スタッフや他の利用者さんと話しながら進めることで、新たな気づきや視点を得ることができます。

当事業所では、就職という目標に向かって、このような自己分析や目標設定のプログラムも行っています。もしあなたが「自分のやりたいことが分からない」「目標への一歩をどう踏み出せばいいか悩んでいる」と感じているなら、ぜひ一度、見学・体験にいらしてみませんか。あなたの夢への道のりを、私たちと一緒に探すお手伝いができれば幸いです。ご連絡を心よりお待ちしております。