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合理的配慮とは?「働きやすさ」を変える具体例と、自分に必要な配慮の考え方

「働きたい気持ちはあるけれど、自分に合った職場がわからない」
「障害について会社にどう伝えればいいのかわからない」
「仕事を始めても、また続かなかったらどうしよう」
「配慮をお願いすることは、会社に迷惑をかけることではないかな」

就職について考えたとき、このような不安を感じることはありませんか?

発達障害、精神障害、知的障害などがある方の中には、仕事をする力がないわけではないのに、職場の環境や仕事の進め方が合わず、働きにくさを感じてきたという方もいらっしゃいます。

「もっと頑張らなければいけないのかもしれない」
「自分が我慢すれば何とかなるのかもしれない」

そう思って、一人で抱え込んできた方もいるかもしれません。

しかし、働きにくさは、本人の努力だけで解決できるものとは限りません。

仕事の進め方や環境を少し工夫することで、これまでより力を発揮しやすくなることがあります。

そのための大切な考え方の一つが、合理的配慮です。

今回は、合理的配慮とは何か、そして自分に必要な配慮をどのように考えていけばよいのかについて、わかりやすくご紹介します。

また、仙台で就職を目指す方に向けて、就労移行支援でどのような準備ができるのかについてもお伝えします。

合理的配慮とは?「特別扱いをしてもらうこと」ではありません

「合理的配慮」という言葉を聞くと、「障害があるから特別に何かをしてもらうこと?」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、合理的配慮は単純な「特別扱い」ではありません。

簡単に言うと、

障害のある方が働くうえで生じる困難を減らし、その人が持っている力を発揮しやすくするために、本人と職場が話し合いながら必要な工夫を考えていくこと

です。

例えば、次のような工夫があります。

・指示を口頭だけではなく、書面やメモでも確認できるようにする
・通院のために勤務時間を調整する
・疲れやすいため、休憩を取りやすくする
・集中しやすい静かな環境で仕事をする
・複数の業務がある場合、優先順位を明確にしてもらう

ただし、必要な配慮は一人ひとり異なります。

同じ障害名や診断名であっても、困りやすいことや働きやすい環境は人によって違うからです。

だからこそ、

「障害があるから、この配慮が必要」と一律に考えるのではなく、

「自分はどんな場面で困りやすいのか」
「どうすれば仕事を進めやすくなるのか」

を整理していくことが大切です。

「自分に必要な配慮」がわからなくても大丈夫

合理的配慮について考えるとき、「会社に伝えることを整理しましょう」

と言われても、

「そもそも、自分には何が必要なのかわからない」

という方も多いのではないでしょうか。

でも、最初から答えを持っている必要はありません。

まずは、「自分はどんな場面で困りやすいのか」を知ることから始めれば大丈夫です。

例えば、

「口頭で説明されると、途中から内容がわからなくなってしまう」
   ↓
「重要なことを文章やメモでも確認できると仕事を進めやすいかもしれない」
「複数の仕事を同時に頼まれると混乱してしまう」
   ↓
「優先順位を確認できると落ち着いて仕事ができるかもしれない」
「周囲の音が多いと集中できず、疲れてしまう」
   ↓
「集中が必要な作業を比較的静かな環境で行えると働きやすいかもしれない」

最初から「必要な配慮」を考える必要はありません。

このように、「苦手なこと」→「困る場面」→「あると働きやすい工夫」

という順番で考えていくと、自分に必要な配慮が少しずつ見えてくることがあります。

あなたにとって「働きやすい環境」は?3つのチェック

合理的配慮を考えるとき、いきなり「会社に何をお願いしたいか」を考えるのは難しいものです。

まずは、「自分はどんな場面で困りやすく、どんな工夫があると働きやすいのか」を知るところから始めてみましょう。

次の3つの項目について、「当てはまる」「少し当てはまる」と感じるものがないか、チェックしてみてください。

(実際の自分に合った働き方や環境の整理は、さまざまな経験と振り返りを重ねながら少しずつ見えてくるものです。まずは、自分について知るきっかけとしてチェックしてみましょう。)

① 仕事の進め方について

□ 一度に複数の指示を受けると混乱しやすい
□ 口頭だけの説明より、メモや文章があるほうが理解しやすい
□ 急な予定変更があると対応するのに時間がかかる
□ 業務の優先順位がわからないと、何から始めればよいか迷う

→ 当てはまる方は、「仕事の指示や進め方」に工夫があると働きやすいかもしれません。

例えば、

「重要な指示はメモやチャットでも確認したい」
「業務の優先順位を確認したい」

など、自分に合った方法を考えることができます。

② 職場の環境について

□ 周囲の音や人の多さで集中しにくくなる
□ 人との距離が近い環境では疲れやすい
□ 長時間続けて働くと疲労が強くなる
□ 静かな環境や、適度に休憩できる環境のほうが力を発揮しやすい

→ 当てはまる方は、「職場の環境や休憩の取り方」に工夫があると働きやすいかもしれません。

例えば、

「集中が必要な仕事は静かな場所で行いたい」
「疲れを感じたときに休憩を取りやすくしたい」

などが考えられます。

③ 困ったときの相談について

□ 困っていても、誰かに相談することをためらってしまう
□ 「これくらい自分でやらなければ」と我慢してしまう
□ 自分が何に困っているのか、うまく説明できない
□ 仕事で困ったことがあっても、一人で抱え込んでしまう

→ 当てはまる方は、「困ったときに相談しやすい方法」をあらかじめ考えておくことが、働き続けるうえで役立つかもしれません。

例えば、

「困ったときは○○さんに相談する」
「口頭で説明するのが難しいときは、メモにまとめてから相談する」

など、自分に合った相談方法を準備することができます。

「自分に必要な配慮」がまだわからなくても大丈夫

ここまで読んで、「いくつか当てはまったけれど、自分に必要な配慮まではわからない」

という方もいるかもしれません。

それでも大丈夫です。

大切なのは、最初から答えを出すことではありません。

例えば、

「どんな場面で困るのか」
「何があると働きやすいのか」
「自分ではどんな工夫ができるのか」
「職場にお願いしたいことはあるのか」

こうしたことを、実際の訓練や仕事を想定した経験、日々の振り返りを通して少しずつ整理していくことができます。

そして、その整理を一緒に進めていくことも、わたしたち就労移行支援事業所チャレンジドジャパン仙台センターの大切な役割の一つです。

「何が苦手なのか」だけを見るのではなく、

「どうすれば働きやすくなるのか」
「どんな環境なら、自分の力を発揮しやすいのか」

を一緒に考えていきます。

チャレンジドジャパン仙台センターでできること

「自分の得意・苦手を一人で整理するのは難しい」
「何が原因で仕事が続かなかったのかわからない」
「自分に必要な配慮がわからない」

そんな方にとって、選択肢の一つになるのが就労移行支援です。

就労移行支援では、ただ就職先を探すだけではありません。

訓練や面談、日々の振り返りなどを通して、

自分にどんな仕事が合っているのか
どのような環境なら働きやすいのか
どんな準備をしていけばよいのか

を整理しながら、就職を目指していきます。

支援内容は事業所によって異なりますが、私たちは、就職することだけをゴールにするのではなく、無理なく働き続けるためには何が必要なのかという視点も大切にしています。

「会社に迷惑をかけたくない」と思っている方へ

「配慮をお願いするのは申し訳ない」

「会社に迷惑をかけたくない」

そう感じる方もいるかもしれません。

でも、働きやすくするための工夫を考えることは、決して「自分だけ特別扱いしてもらう」ということではありません。

大切なのは、自分でできる工夫と、職場に相談したい配慮を整理することです。

例えば、

  • 自分でメモを取る
  • スケジュールを確認する
  • 困ったときは早めに相談する

といった自分自身の工夫があります。

そのうえで、一人では対応が難しい部分について、職場に相談する。

「どうすれば仕事をしやすくなるのか」を本人と職場が一緒に考えることも、長く働くための大切な準備です。

「どこまで自分でできて、何を相談すればいいのかわからない」という場合も、一人で答えを出す必要はありません。

就労移行支援では、こうしたことも一緒に整理していくことができます。

仙台で「自分に合った働き方」を考えている方へ

「働きたい」という気持ちはあるけれど、

「自分にどんな仕事が合うのかわからない」

「障害について会社にどう伝えればいいのかわからない」

「長く働けるか不安」

という方もいると思います。

チャレンジドジャパン仙台センターでは、一人ひとりのお話を伺いながら、

どんな仕事が合いそうか

どのような環境なら力を発揮しやすいか

どんな準備をしていけばよいか

を一緒に考えていきます。

まだ、具体的な就職先が決まっていなくても大丈夫です。

「まずは話を聞いてみたい」

「自分が就労移行支援を利用できるのか知りたい」

「今の悩みを整理したい」

「どんな場所なのか見てみたい」

という段階からでもご相談いただけます。

まだ利用を決めていなくても大丈夫です。

まずは見学や相談を通して、チャレンジドジャパン仙台センターがどのような場所なのかを知ってみませんか。

見学や体験利用も受け付けています。

「こんなことを相談していいのかな」と迷っている方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。

自分に合った仕事や働き方を見つけ、安心して長く働き続けるために。

そのための最初の一歩を、チャレンジドジャパン仙台センターと一緒に考えてみませんか。

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