秋も一段と深まり、寒さが身にしみる季節となりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか？

今回は、藤沢センターに通い始めて３か月が経ったMさんのインタビューをご紹介します。チャレンジドジャパンに通われた経緯や、日々の訓練内容などについてお話をお聞きしました。

【Mさん（20代男性／軽度知的・発達障害）インタビュー】

Q．就労移行支援事業所を知ったきっかけ・見学に至った経緯を教えてください。

A．通所する前は家に引きこもりがちになっていて“このままの生活は何か違う”と思い、地域の相談支援事業所の方に相談をしました。そこでまずは外に出ること、そしていずれ就労することを目標に就労移行支援事業所の通所を提案されました。その時に初めて就労移行支援について知り、見学することになりました。

Q．就労移行支援事業所に対するイメージはどのようなものでしたか？

A．まずは「どのような施設なのだろう？」と思いました。トレーニング内容やルールについて、そしてスタッフの対応はどうなのかなどあまりイメージができず疑問に思っていました。また、実際に就職ができるのか不安も感じていました。

Q．見学・体験時の印象や感想を教えてください。

A．見学に行くまでは不安が大きかったのですが、実際に見学してみると職員の方も優しく丁寧に対応してくれて徐々に緊張も和らいでいきました。そして体験時は、実際に個別トレーニングやセミナーに参加しましたが今後の社会生活において必要なスキルや知識が身につくと感じました。直接利用者の方と話すことは、緊張のあまりできませんでしたが皆さん落ち着いた雰囲気で安心したことを覚えています。私は、大人数の場や人との距離感が近すぎることが苦手なのですが、藤沢センターは席の距離間が保たれていて配慮を感じました。そしてここなら安心して通所することができると思いました。

Q．普段どのような訓練をしていますか？

A．希望する職種が倉庫内での軽作業や事務補助作業なので、それらの仕事で必要なスキルを身に付けるため訓練をしています。特にファイリング作業やピッキング作業の訓練に力を入れています。この２つはこれまで経験がある作業なのですが、ミスをしないことや作業スピードを意識して取り組んでいます。またPC作業は基本的な操作しか経験がないため、自分でも苦手意識がありますがスキルを身に付けられるように基本から学んでいます。分からないことがあっても質問がしやすい環境なので安心して取り組むことができています。

Q．特に印象に残っているプログラムや訓練はありますか？

A．他の事業所も体験をしたことがありますが、藤沢センターは個別トレーニングの時間が多く確保されていると感じました。自分自身の目標に向けてしっかりと時間が確保されているので安心しましたし、自分のペースに合わせて計画を立てることもできるのでその点が利用をする決め手になりました。その他プログラムではコミュニケーションセミナーとビジネスマナー講座の内容が自分としては今後の社会生活において重要に感じているので、今後もしっかりと学んでいきたいと思います。

Q．今後身に付けたいスキルはありますか？

A．軽作業、PC作業、コミュニケーションスキルの底上げをしたいと思っています。特にコミュニケーションスキルでは、年上の方との会話に苦手意識があるので頑張りたいです。コミュニケーションについては講座の中で学んだことをすぐにセンター内で実践ができるので日々意識しながら生活をしています。普段の言葉遣いや相槌などを気を付けることで就職した際に職場で困らないために今後も頑張りたいです。

Q．見学を検討している方へ一言お願いします。

A．私は通所するまで家に引きこもりがちだったので、外に出ることが難しいと感じる気持ちがとてもわかります。だからこそまずは外に出ることを目指して、そこから少しずつ見学や体験に参加してみてほしいと思います。私自身通所をしてから知識やスキルが身についただけでなく、日々の生活においても変化を感じたのでぜひまず一歩踏み出してみてください。

今回はMさんについてのインタビューをご紹介させていただきましたが、その他にも藤沢センターではご自身の目標に向けて日々訓練に励んでいる利用者さんが多くいらっしゃいます。

「少しでも話を聞いてみたい」「雰囲気を見てみたい」という方は、いつでも見学や体験を受け付けていますのでお気軽にご相談ください。問い合わせフォームから皆様の問い合わせをお待ちしております。