内定者インタビュー~製造業の事例~
チャレンジドジャパンでは障がいや難病のある方が、一般就労を目指して日々トレーニングに励んでおります。今回は先日からトライアル雇用で勤務を開始したAさんにインタビューをさせていただきました。
※トライアル雇用って何?
「トライアル雇用」は、職業経験の不足などから就職が困難な求職者等を原則3か月間試行雇用することにより、その適性や能力を見極め、期間の定めのない雇用への移行のきっかけとしていただくことを目的とした制度です。労働者と企業がお互いを理解した上で無期雇用へ移行することができるため、ミスマッチを防ぐことができます。
引用:厚生労働省 トライアル雇用について
Q.勤務先の職種と業務内容を教えてください
製造業の施設保全補助職です。
具体的には施設の点検や車内郵便物仕分け、清掃作業です。
Q.チャレンジドジャパン山形センターに通所しようと思った理由を教えてください
自分の障がいの症状と向き合って、次の仕事に向けて万全な状態にしたかったからです。
訓練を通して自分の得意なこと、苦手なことを明確にして、今後の就職活動に活かしていきたいと思い通所を決めました。
Q.チャレンジドジャパン山形センターのどんな訓練が役に立ちましたか?
これまでは清掃の仕事をしていましたが、パソコンを使った事務の仕事に就いてステップアップしたいと考えていました。チャレンジドジャパンでPC訓練に取り組んだ結果、MOS資格を取得することができました。
また職場でのコミュニケーションは障がい特性として苦手意識が強く、前職でも困ることがありました。チャレンジドジャパンのJSTのプログラムで、職場での望ましいコミュニケーションを身につけることができました。
Q.就職活動で大変だったことや苦労したことは何ですか?
面接が大変でした。
応募するたびにスタッフと何度も練習をして、話す内容や所作を身につけることができました。
Q.就職活動において大事だと思うことや、ポイントを教えてください!
焦らずに自分の得意なこと、苦手なこと、これまで取り組んできた強みなどを分析して、自分にできると思った仕事を探していくことが重要だと思います。
また実際の働き方や仕事の流れを体感するためにも見学と実習をしたことが、自分にとってはポイントでした。
特に実習はやってよかったと思います。求人票や見学では企業の一部しか見られませんが、実習は仕事の流れを実際に体験することができ、自分がその流れで働くことができるのかが分かります。
可能であれば実習をしてから応募するのがいいと思います。
Q.チャレンジドジャパン山形センターの利用をお考えの方にメッセージをお願いします。
チャレンジドジャパンでは、就労に向けたスキルを身につけるプログラムや訓練が充実しており、就職活動中も応募書類の作成から面接練習、面接当日の同行など、色々サポートしてくれます。
とてもいい就労移行支援施設なので、ぜひ利用してみてほしいです。
Q. 今後の目標は何ですか?
まずは職場の仕事を覚えて身につけていきたいです。
一人暮らしができるように、生活面でも仕事面でも成長していきたいと思います。
スタッフより
Aさん、この度はトライアル雇用開始おめでとうございます!
「事務職の仕事に就き、ステップアップしていきたい」という決心のもと働いていた清掃のお仕事を退職し、通所を始めれたAさん。約1年の訓練を経て今回見事トライアル雇用開始となりました。
自分の目標に向けて、コツコツと取り組まれている姿がとても印象的でした。周りの方に相談しながら課題に向けてコツコツ取り組むことのできるAさんなら、今後の目標も達成していただけると思います!
Aさんが今後長く安定して勤務できるように、今後もスタッフ一同サポートしてまいります。