内定者インタビュー!自分のペースで訓練・希望の事務職へ

こんにちは。就労移行支援事業所チャレンジドジャパン大崎センターです。
寒気が一段と深まり、冬の訪れを肌で感じる季節となりましたね。
さて、本日はチャレンジドジャパンの訓練を経て、見事、希望されていた事務補助のお仕事で内定を獲得された利用者さんにインタビューをさせていただきました。
ご自身のペースで着実にステップアップされ、夢を掴んだ利用者さん。チャレンジドジャパンの訓練を通じてどのような気づきや変化があったのか、詳しくお話を伺いました。就職を目指して頑張っている皆さんにとって、きっと参考になるお話だと思います。
チャレンジドジャパンを利用したきっかけ
まずは、チャレンジドジャパンの利用を考えたきっかけについてお聞きしました。
以前から事務職への就職を希望されており、そのためにはパソコンスキルが不可欠だと感じていたそうです。いくつかの事業所を検討する中で、チャレンジドジャパンの体験利用に参加されました。数回の体験を通じて、WordやExcelといった基本的なPCスキルから専門的な内容まで幅広く学べる環境に大きな魅力を感じたとのことでした。また、画一的なプログラムではなく、一人ひとりの体調や目標に合わせて訓練内容やペースを相談しながら決められる点も、「ここなら安心して続けられそうだ」と感じた大きなポイントだったと話してくださいました。自分のペースで着実にスキルを身につけていきたいという思いが、利用の決め手となったようです。
挑戦と発見の訓練期間
次に、どのような訓練に取り組んでこられたのかを伺いました。
通所を開始された当初は、まず「自分を知る」ことから始められたそうです。ご自身が得意だと感じていたデータ入力や書類作成といった事務系の訓練だけでなく、これまで苦手意識があったという部品の分解・組立のような、手先の器用さや集中力が求められる細かい作業にも積極的に挑戦されました。これは、スタッフとの面談を通して、まずは様々な訓練を経験することで、自分でも気づいていない得意なことや、今後の課題を客観的に把握しようと考えたからだそうです。
様々な訓練に取り組む中で、やはり自分はコツコツと正確に作業を進める事務作業に向いていると再確認。訓練の後半からは、目標とする事務職に的を絞り、より実践的な事務作業の訓練を多く取り入れてスキルを磨いていきました。自己理解を深めた上で目標を明確にし、それに向かって集中的に取り組む。このプロセスが、確かな自信へと繋がっていった様子がうかがえました。
訓練中に意識していたこと
訓練を進める上で、特に意識していたことは何だったのでしょうか。
その答えは「正確な作業と、そのための見直し」でした。事務の仕事では、少しのミスが大きな影響を及ぼす可能性があることを理解し、訓練の段階から常に精度の高さを追求していたそうです。例えば、データ入力の訓練では、入力し終えた後に必ず最初からもう一度チェックする、書類作成では誤字脱字がないか声に出して読み上げて確認するなど、自分なりのルールを決めて見直しを徹底されていました。こうした地道な努力の積み重ねが、作業の正確性はもちろん、集中力や責任感をも養うことになったと語ってくださいました。作業をただこなすのではなく、その質を追求する姿勢は、就職後も必ず大きな強みになることでしょう。
チャレンジドジャパンに通って生まれた変化
チャレンジドジャパンに通い始めてから、ご自身にどのような変化があったかをお聞きしました。
最も大きな変化は「生活リズムが整い、体力がついたこと」だと、晴れやかな表情で答えてくださいました。通所を開始した当初は、生活リズムの乱れから体力も万全ではなく、午前中だけの利用や、途中で休憩を挟まなければ一日を過ごすことが難しい日もあったそうです。しかし、スタッフと相談しながら「まずは週3日から」「次は午前中いっぱい」と、段階的に目標を設定し、無理なく通所時間を延ばしていきました。毎日決まった時間に起きて外出するという習慣が身につくにつれ、徐々に体力がつき、現在では事業所の開所時間である10時から15時まで、集中して訓練に取り組めるまでに回復されました。安定して通所できるようになったことで、心にも余裕が生まれ、訓練内容の吸収率も格段に上がったそうです。
今後の目標とみなさんへのメッセージ
最後に、今後の目標と、これから就職を目指す皆さんへのメッセージをいただきました。
「就職が決まり、今はほっとした気持ちと、これから始まる新しい生活への期待でいっぱいです。まずは、新しい職場で任された仕事を一つひとつ確実にこなし、周囲から信頼される存在になりたいです。そして何より、長く安定して働き続けることを目標にしています。」
そして、今まさに就職に向けて歩みを進めている皆さんに向けて、次のような温かいメッセージをくださいました。
「就職を考えると、どうしても焦る気持ちが出てくるかもしれません。でも、大切なのは無理をしないことだと思います。私自身、体調が優れず思うように訓練が進まない時期もありました。そんな時も、自分のペースを大切に、できることから少しずつ進めていくことが結果的に就職への近道になりました。焦らず、自分のペースで一歩ずつ進んでいってください。」
ご自身の経験に基づいた、とても説得力のある言葉でした。インタビューにご協力いただき、本当にありがとうございました。スタッフ一同、今後のご活躍を心から応援しています。
チャレンジドジャパンでは、一人ひとりの個性やペースに合わせたサポートを提供しています。ご興味のある方は、ぜひ一度見学・体験にお越しください。お待ちしております。