働くための自信をつけよう!~職業スキル~
こんにちは。チャレンジドジャパン海老名センターです。
日々の訓練や就職活動の準備を進める中で、「実際に働くってどんな感じだろう?」「自分に仕事ができるか不安…」と感じることはありませんか。そのような不安を少しでも和らげ、自信を持って就職に臨むために「職業スキル」という訓練プログラムを提供しています。今回は、この「職業スキル」というプログラムがどのようなもので、皆さんの就職にどう役立つのかを詳しくご紹介したいと思います。
「職業スキル」ではどんなことをするの?
「職業スキル」の大きな目的は、職場で仕事を行ううえで必要となる様々なスキルを、実習形式で実践的に身につけることです。実際の職場環境や業務指示を想定した訓練を通して、ビジネスマナーや業務遂行能力の向上を目指します。訓練は、一人で集中して取り組む個人作業だけでなく、他の利用者さんと協力して進めるグループ作業もあります。個人作業では、自分のペースで着実にスキルを習得し、集中力や持続力を養います。一方、グループ作業では、チームの一員として他の人と連携し、目標を達成する喜びや難しさを体験できます。このように、多様な働き方を経験することで、ご自身に合った働き方を見つけるヒントにも繋がります。

実務に直結する具体的な訓練内容
多くの企業で求められる基本的な事務作業を中心に、実務に活きる訓練を多数用意しています。例えば、郵便物の仕分け作業では、宛先や部署ごとに正確に分類する能力や効率をよく仕事を進めるための業務遂行能力が求められます。これは、どんな職場でも発生しうる業務であり、注意力や丁寧さを養う絶好の機会です。また、書類を電子データ化するスキャン作業や、伝票の数字などを素早く入力するテンキー操作の訓練も行っています。これらのスキルは、データ入力や経理補助といった事務職を目指す方には特に重要です。その他にも、契約書や請求書などをルールに沿って整理・保管するファイリング作業など、オフィスワークの基礎となる訓練を提供しています。これらの訓練を積み重ねることで、即戦力として活躍できる土台を築いていきます。
職業スキルで身につく「働き方の土台」
職業スキルで得られるものは、個々の業務スキルだけではありません。むしろ、それ以上に大切な「働き方の土台」固めができます。その一つが、指示にしたがってミスなく正確に業務を遂行する力です。仕事では、上司や先輩からの指示を正しく理解し、着実に実行することが求められます。訓練では、指示の内容が分からなければ質問する、作業の進捗を報告する、ミスをしてしまった際には正直に報告し、適切に対処するといった「報告・連絡・相談」の基本を、実践を通して体得していきます。また、グループでの作業を通じて、周りの方と協力しながら仕事を進めていく方法も学びます。自分の意見を伝えるだけでなく、相手の意見を尊重し、チーム全体でより良い成果を出すためにはどうすればよいか、試行錯誤しながらコミュニケーション能力を高めていくことができます。
これらの基礎的な行動に関する知識は他プログラムで学べるため、学んだことを実践する場として活用することで、ご自身のスキルとして何が身についているのかを知ることができる機会にもなっています。
自分を知り、自信につなげる機会として
職業スキルは、自分自身を深く知るための貴重な機会でもあります。様々な作業に取り組む中で、「自分は細かい作業が得意だな」「長時間同じ姿勢でいると疲れやすいな」「口頭での指示だけだと不安だから、メモを取る時間が必要だ」といった、ご自身の得意なことや苦手なこと、そして働く上で必要となる配慮やサポートが明確になってきます。この自己理解は、就職活動において、企業側に自分の特性や必要な配慮を的確に伝える上で非常に重要です。また、これまでできなかった作業が一つひとつできるようになるという成功体験は、大きな自信に繋がります。「これだけの作業を正確にこなせるようになった」という事実は、就職活動の面接でアピールできる確かな強みとなり、働くことへの前向きな意欲を引き出してくれます。
この記事を読んで、職業スキルに少しでも興味を持たれた方は、ぜひ一度、事業所の見学や体験にお越しください。「自分にできるだろうか」「どんな雰囲気なのだろう」といった不安をお持ちの方も大歓迎です。スタッフが丁寧にご説明しますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。皆さんが安心して次のステップに進めるよう、全力でサポートいたします。



